「クボの未来は決まっていない」久保建英のレンタル移籍を巡ってマドリー内で意見が真っ二つ!ラウール監督の意向は…

2019年08月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

ロナウドの元で武者修行させるか?

バジャドリーへのレンタルが取り沙汰されている久保。1部でのプレーは実現するのか。(C)Getty Images

 現地時間8月7日、『El Chiringuito TV』の第一報を受けて、スペイン・メディアは、「レアル・マドリーの久保建英がラ・リーガ1部のバジャドリーにレンタル移籍をする」と一斉に報じた。

 ジネディーヌ・ジダン監督が、「カスティージャに籍を置き、トップチームのトレーニングに参加させる」と明かしていたため、Bチームに登録されスペインの2部B(実質3部)でプレーすると見られていた久保が、1部のピッチに立つのか。期待を抱くファンも少なくなかったはずだ。

 だが、正式にはまだ何も確定していないようだ。スペイン紙『MARCA』が「クボの未来は決まっていない」と題した記事の中で、18歳の日本代表FWの現状について言及している。
 
 記事によると、久保にはいくつかのクラブからレンタルのオファーが届いているものの、マドリーは、クラブのレジェンドでもあるロナウド氏がオーナーを務めるバジャドリーに武者修行先を絞っているという。だが、ローンに出すべきか、カスティージャでプレーさせるべきか、まだ決めかねているようだ。

「まだ若いにもかかわらず、プレシーズンで"至宝"と呼ぶに相応しいポテンシャル、とりわけパ-ソナリティーの強さを見せた」と久保を称えたMARCA紙は、レンタルが決定しない理由として、カスティージャの監督を務めるラウール・ゴンサレスの意向を挙げている。

 クラブ内には、2部Bの過酷なサッカーが久保をプレーさせる場として相応しくない、という見方があるようだが、ラウールはその環境に身を置くことでフットボーラーとして成長させたい、と考えているようだ。そのため、この若き指揮官の下に久保を残す可能性もあると記事は伝えている。

 土曜日には、カスティージャの一員としてテネリフェ遠征に参加する予定となっている久保。新シーズンはいったいどこでプレーすることになるのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【久保建英PHOTO】R・マドリーで躍動するワンダーキッドの最新厳選フォトをお届け!
 

次ページ【動画】久保建英が鮮烈プレーを連発! 世界が目撃したアウディ・カップのパフォーマンスをひとまとめ!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事