久保建英がスペイン1部バジャドリーにレンタル移籍へ!地元メディアが報じる

2019年08月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

“怪物”ロナウドが熱望

バジャドリーへのレンタルが報じられた久保。1部でプレーする機会を得られるのか。(C)Getty Images

 日本の至宝はスペイン1部でプレーすることになりそうだ。

 現地時間8月7日、『MARCA』紙などのスペイン・メディアは、『El Chiringuito TV』が報じたこととして、レアル・マドリーの久保建英がバジャドリーにレンタル移籍をすると一斉に伝えた。

 サマーキャンプからトップチームに帯同し、プレシーズンマッチには4試合(103分間)に出場して小さくないインパクトを残した日本代表FWは、しかし7日のレッドブル・ザルツブルクとテストマッチは招集外に。同じ日に行なわれたカスティージャ(Bチーム)のアルコルコン(2部)との試合に先発出場していた。

 ジネディーヌ・ジダン監督は、3つのEU外選手枠に余裕がないこともあり、久保の扱いについて、「カスティージャに籍を置き、トップチームのトレーニングに参加させる」との青写真を描いていたが、2部B(実質3部)のカスティージャでプレーさせるより、1部で経験を積ませたほうがいいと判断したようだ。

『MARCA』は、久保に対して、バジャドリーのほか、レバンテ、エスパニョール、マジョルカ、ビジャレアルの5クラブがレンタル移籍を打診していると報じていた。
 
 バジャドリーは、かつて1999-2000シーズンに元日本代表FWの城彰二氏が在籍したクラブとして知られる。現在、オーナーを務めるのは、マドリーでも活躍した元ブラジル代表の"怪物"ロナウド氏だ。
 
 昇格1年目となった昨シーズンは、前半戦こそ快進撃を続けたものの、大失速して最後は16位に沈んだ。『MARCA』紙は先日、「ロナウド自身がクボに強い関心を寄せているようだ。この夏の補強は上手く行っておらず、サイドで違いを生むアタッカーの補強が不可欠。ファンはマドリーとロナウドの厚い信頼関係に期待をかけていることだろう」と伝えていた。やはり、ロナウド氏とマドリーの関係が、この取引の決め手となったのか。

 はたして、報道通りに、久保はバジャドリーへと向かうのか。その動向に注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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