【湘南】南米王者に挑むも「相当な差があった」と曺監督も脱帽。勝敗を分けたのは技術の差よりも…

2019年08月08日 サッカーダイジェスト編集部

0-4の完敗に「相当差があった」と曺監督

劇的勝利を飾った4日前のリーグ鹿島戦から先発メンバーを8人入れ替えて南米王者へ挑んだ。写真:徳原隆元

[王者決定戦]湘南0-4A・パラナエンセ/8月7日(水)/Shonan BMWスタジアム平塚
 
 JリーグYBCルヴァンカップ/CONMEBOLスダメリカーナ王者決定戦の湘南ベルマーレ対アトレチコ・パラナエンセが8月7日、Shonan BMWスタジアム平塚で行なわれ、湘南は0-4で南米王者に敗れた。
 
 4日前に行なわれたリーグ鹿島戦から先発メンバーを8人も入れ替えて挑んだ一戦。GKの松原修平、そしてこの夏に加入したDF毛利駿也、MF山田直輝、FWトカチは湘南で初の先発出場だった。この選手起用に曺貴裁監督は「前回の試合(鹿島戦)も含めて、今の選手のコンディションなどもすべて考えてメンバーを選んだ」と言い、「0-4で負けたからといって、あぁしておけば良かった、こうしておけば良かった、という気持ちは一切ない。むしろどの選手が出場したとしても、僕が感じたことに大差はない」と話す。
 
 曺監督曰く、ピッチの中では上手いか下手か、強いか弱いかよりも、「"やってはいけないこと"をやってしまう選手やプレー」の方が問題で、今回の試合では、"やってはいけないこと"が多かったのが湘南ベルマーレ、それがほとんどなかったのがA・パラナエンセの選手であり、「技術の違いよりもジャッジ(判断)の質」が勝敗を分けたという。
 
「クリアするのかつなぐのか、今、待つのか行くのか、ラインを上げるのか下げるのかというような、0.01秒もしくは15度角度が違ったらバトルイシューになるようなものを、(相手は)ほとんどずらさない」

 そして、「我々(湘南)のプレスを引き出してその後ろで点を取るということを全員が共有できていた」として、「ジャッジとか、真剣勝負におけるプレーの質という面では相当な差があったと思います。監督として本当に力不足を感じた」と0-4の完敗を受け止めていた。

構成●サッカーダイジェスト編集部
 
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