深刻な財政難に陥り、３か月分の給与、税金などが未払いになっていたパルマ。トンマーゾ・ギラルディ会長以下、クラブ首脳陣は資金繰りに奔走してきたが、期限である11月17日までに、未払いだった７～９月分の給与を全額支払うことができなかった。
 
　これにより、イタリア・サッカー連盟の規定によって勝点剥奪などの処分を受けることは確実。クラブによれば、未払いの給与のうち一部を精算するにとどまったのは、資金難が原因ではなく、計算していたクラブの売却交渉が破談したため、とされている。
 
　いずれにしても、今後数週間のうちに、サッカー連盟から正式な処分が下る見通しだ。
 
文：ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳：片野道郎