19歳の逸材FWケーンがエバートンへ45億円で移籍! 「勝者のメンタリティーを伝えたい」とビッグマウスも炸裂

2019年08月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

アーセナルなどとの争奪戦を制す

エバートンへ加わったケーンは、力強く意気込みを口にした。 ※写真はクラブの公式ツイッターより

 現地時間8月4日、エバートンはユベントスからイタリア代表FWのモイゼ・ケーンを獲得したことを発表した。契約期間は5年間で、移籍金は公表されていないものの、英公共放送『BBC』によれば3600万ユーロ(約45億円)だという。

 現在19歳のケーンはユーベの下部組織で育ち、2016年に16歳と23日でプロデビュー。以降もメキメキと力をつけ、昨シーズンはセリエAで13試合に出場し、4試合連続得点を含む計6ゴールを記録。さらに昨年11月にはA代表デビューを飾り、今年3月のフィンランド戦では19歳23日という同国史上2番目の若さでゴールも決めている。

 そんな逸材FWには、かねてからアーセナルなど複数のクラブが獲得に関心を寄せていたが、マンチェスター・ユナイテッドからベルギー代表FWのロメル・ルカクを獲得するための資金を必要とするユーベと金銭面で合意したエバートンがライバルを出し抜いた。

 自身初の国外挑戦を決めたケーンは、「エバートンのユニホームを着られることを光栄に思う」と公式サイトで意気込みを口にした。

「このチームのために全力を尽くすつもりだ。エバートンは将来を見据えたクラブで、だからこそサインに応じた。クラブの格に関しては分かっているよ。でも、そこには大きな野心があって、目標達成のために一生懸命にやるだけだ」

 さらにイタリアの絶対王者として君臨しているユーベで若い頃から多数のタイトル獲得を経験してきたケーンは、19歳らしからぬコメントも残している。

「僕は勝つことに慣れている。だから、勝者のメンタリティーってものをチームに伝えていきたいと思っている。ピッチで良いプレーを見せ、ファンが喜んでくれることを願っているよ」

 果たして、鳴り物入りでやってきた逸材FWは、その金額に見合う活躍ができるのか。欧州カップ戦の出場権獲得が目標のエバートンにとって、この若きストライカーに懸かる期待は大きい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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