鳥栖が金崎夢生の起死回生弾で最下位脱出!! 白熱の九州ダービーは2-2の引き分けに!

2019年08月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

引退までカウントダウンのF・トーレスは決定機で決められず。

F・トーレスは先発出場したものの、決定機を活かせなかった。(C)SOCCER DIGEST

 J1リーグは8月4日、21節の3試合を各地で開催。駅前不動産スタジアムでは、サガン鳥栖対大分トリニータの一戦が行なわれた。J1での九州ダービーとなったこの一戦は、2-2の引き分けとなった。

 前半はポゼッションで大分が優位に立ったもののシュート数では鳥栖が上回り、互角の展開ながら鳥栖の大分対策が上手くハマっていた。
 
 ゲームプラン通りの鳥栖は、後半立ち上がりの47分、MFアン・ヨンウのスーパーゴールが生まれる。
 
 大分の連係の綻びを突いてボールを奪うと、右サイドライン際から、中に切り込んでいったアン・ヨンウが1人で持ち込み、絶妙なコースへのカーブを巻いた左足のシュートで先制点を奪った。
 反撃に出た大分は63分、田中達也の鋭い突破からの折り返しを三竿雄斗がヒザに当てたシュートで同点に追いつく。三竿のシュート時に大分FWの藤本憲明がGK前でオフサイドポジションにいたものの、関与は認められずゴール判定になった。

 物議を醸す1点で激しさが増した試合は、82分に大分DF岩田智輝の豪快なミドルシュートが決まり、大分が逆転に成功する。
 
 逆転された鳥栖は新加入の金森健志、チアゴ・アウベスを次々に投入。フェルナンド・トーレスに替え、イサック・クエンカを投入すると、後半終了間際に、クエンカ、金森、T・アウベスと交代出場の選手たちが大分ゴールに迫ると、最後は金崎夢生がゴール前で流し込み同点に追いつく。
 
 アディショナルタイムに入ってからも両チームに決定機が訪れ、イエローカードも飛び交う白熱した試合だったが、2-2の同点のまま終えた。これで鳥栖は勝点を18とし、磐田をかわして17位に浮上、最下位を脱出している。
 
 この日ノーゴールに終わったF・トーレスは、鳥栖のホームゲームでは8月23日の神戸との引退試合を残すのみとなった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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