ドルトムントが宿敵バイエルンを破り5年ぶりにドイツ・スーパー杯を制覇!19歳サンチョが1G1Aの大活躍!

2019年08月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

ドルトムントのカウンターがはまる

パコ・アルカセルが奪った先制弾で優位に立ったドルトムント。スーパー杯6度目の戴冠を成し遂げた。(C)Getty Images

 現地時間8月3日、昨シーズン国内2冠のバイエルン・ミュンヘンとリーグ戦2位のドルトムントが相まみえるドイツ・スーパーカップが、後者の本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクで行なわれた。

 今夏にバイエルンからドルトムントに復帰した注目のフンメルスは、故障のためメンバーから外れた。

 いきなり、ビッグチャンスを作り出したのはドルトムント。開始1分、ショートカウンターから左サイドハーフに入ったゲレイロが抜け出して深く抉ると、折り返しにロイスが左足でシュート。しかし、これはGKノイアーの好セーブに阻まれる。

 14分にはそのノイアーが大きく飛び出したのを突いて、パコ・アルカセルがロングシュートを放つが、わずかに枠を外れる。その後も、20分にゲレイロが惜しいシュートを放つなど、ドルトムントがカウンターから決定機を作り出す。

 ボールを保持しながらなかなかチャンスを作り出せなかったバイエルンは23分、エリア内でパスを受けたコマンが混戦から狙うも、GKヒッツに防がれる。
 
 均衡が破れたのは後半開始早々の48分だった。右サイドからドリブルで仕掛けたサンチョが4人を引きつけ、中央のパコ・アルカセルへパス。スペイン人ストライカーが狙い澄ましてゴールに流し込み、ドルトムントがリードを奪う。

 その後はバイエルンが押し込み、ドルトムントがカウンターを狙う展開が続く。王者の猛攻を凌いだドルトムントは69分、またしても効果的なカウンターを発動すると、サンチョがひとりで持ち込んで右足でネットを揺らし、貴重な追加点をゲットする。

 結局、このリードを守り切ったドルトムントが、宿敵の4連覇を阻止して5年ぶり6度目の戴冠。8月17日のブンデスリーガ開幕に向け、弾みをつけた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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