「シンジはとてもいい!」岡崎慎司をマラガの仲間が早くも激賞…しかし、現時点では公式戦に出られない!?

2019年08月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

早くもチームメイトの心を鷲掴み?

岡崎は練習試合で出場を続け、懸命なアピールを続けている。 (C) Getty Images

 スペイン2部のマラガの一員になった日本代表FW岡崎慎司は、早くもチームメイトの心を鷲掴みにしたようだ。

 正式契約の遅延によって一時は破談も噂されながらも、先月30日にマラガ入りを決めた岡崎は、入団決定直後に行なわれたコルドバとの練習試合では早速30分間プレーし、今月2日に行なわれたマジョルカ戦では60分ほどピッチに立った。今夏の"補強第1弾"とあって、早くチームに慣れさせようと実戦で試されている。

 そして、入団からまだ1週間あまりにもかかわらず、早くもチームメイトから確かな評価を得ているようだ。

 そのマジョルカとの練習試合の後、スペイン人MFのファンカルは、地元紙『La Opinion DE MALAGA』に対し、岡崎について次のように語っている。

「シンジはとてもいいね。チームにとてもよく馴染んでいるよ。クラブ内はとても良い雰囲気だ。良い選手と良い人たちがいるのが大事なことなんだと思う」

 実際、マラガの公式ツイッターは、連日のように岡崎が練習に取り組む様子を公開しており、そこには仲間たちと覚えたてのスペイン語や英語を駆使しながらコミュニケーションを図るベテランFWが映っており、ここまでは順調なようだ。

 レスターを退団する際にクリスティアン・フクスから「シンジはクラブにとって最高の男で、最高の選手で、ハードワーカーだった。だから、彼がいなくて寂しく思うのは僕だけじゃない」と惜別の言葉を送られた岡崎の人懐っこいキャラクターは、マラガでも同様に愛されそうだ。
 

 となれば、あとはピッチで結果を残すだけだが、少し気になる情報も舞い込んでいる。財政難のマラガ、グラナダ(1部)、ラス・パルマス(2部)の3チームが、サラリーキャップ制度を導入しているラ・リーガから「新加入選手の登録禁止」の処分が下されたことが報じられたのだ。

『La Opinion DE MALAGA』によれば、マラガはいま規約の上限をオーバーしている状態にあるという。つまり、現有戦力を売却してチーム全体のサラリーを抑制しなければ、新たに加わった岡崎を登録することは不可能なのだ。

 マラガは昨シーズンも同様の制裁を受け、数人の新加入選手が序盤戦の欠場を強いられていた。はたして、岡崎の登録は開幕までに間に合うのだろうか。

 なお、マラガは現地時間8月17日のラシン・サンタンデールとの一戦で新シーズンをスタートさせる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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