「粘り強さが消えてしまった…」2-0からの痛恨ドローに、ガンバ宮本監督はなにを想う

2019年08月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

「さらにコンビネーションを高めていきたい」

逃げ切りに失敗したG大阪だが、今夏復帰のパトリック(右)と宇佐美(中央)は上々の出来。後半戦の鍵を握る存在として、宮本監督も期待を寄せる。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 8月2日、ノエビアスタジアム神戸で行なわれたヴィッセル神戸対ガンバ大阪の一戦は、2-2の痛み分けに終わった。

 開始8分に倉田秋のゴールでG大阪が先手を取ると、その後は攻守両面で安定したパフォーマンスを続け、神戸に付け入る隙を与えない。58分にはカウンターから今夏に電撃復帰したパトリックが追加点を挙げ、ゲームを優位に進める。

 だがそこから一気にペースダウン。神戸の猛攻に晒され、79分にアンドレス・イニエスタにPKのこぼれ球を押し込まれて1点を返されると、84分には西大伍のクロスから増山朝陽の豪快ヘッドを許し、あっという間に追いつかれてしまう。試合はこのまま2-2でタイムアップとなった。

 G大阪にとっては課題が残る内容となった阪神ダービー。宮本恒靖監督はチームパフォーマンスに一定の評価を与えつつも、5分間で2失点を喫した事実には苦言を呈した。

「この暑いなか、選手たちはしっかりと狙いとしていたところは出せていましたし、2-0とリードするまでは良い試合運びをしていた。ゼロで抑えながら追加点も取れたし、後半も悪くはなかったんですが、2-0からPKで1点を返されてからですね……。少し粘り強さが消えたのかなと思います」

 前節は宇佐美貴史が、今節ではパトリックがゴールを決めた。今夏に復帰を果たした新加入コンビの活躍には「ポジティブに捉えています」と答え、「さらにコミュニケーションを取ってコンビネーションを高めていきたい」と前を向いた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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