D・アウベスが名門サンパウロへ電撃移籍! ユーベやマンCのオファーを蹴った理由とは?

2019年08月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

16年ぶりの母国復帰!

ヨーロッパでの現役続行が濃厚視されていたD・アウベスが母国帰還を決めた理由は? (C) Getty Images

 セレソン屈指の名手が母国復帰を決断した。

 現地時間8月1日、ブラジル1部リーグのサンパウロFCは、ブラジル代表DFダニエウ・アウベスの完全移籍で獲得したことを発表した。今夏にパリSGと契約満了を迎えていたため移籍金はゼロで、契約は2022年12月までとなっている。

 現在36歳のD・アウベスは、2003年1月にバイーアから移籍したセビージャで台頭。その後、バルセロナ、ユベントスを渡り歩き、2017年の夏にパリSGと契約。契約最終年となった昨シーズンも公式戦32試合3ゴール・8アシストをマークしていた。

 今夏のコパ・アメリカでも全試合に出場して優勝に貢献し、MVPも受賞していたD・アウベスには、古巣のユベントスやバルセロナ、マンチェスター・シティ、アーセナルなどが新天地候補に挙がっていたが、最終的に複数年契約のラブコールを送ったサンパウロが射止めた。

 かつて「心のクラブ」と語っていたサンパウロへの移籍を決めたD・アウベス。チームから伝統の10番を与えられたことも、16年ぶりの母国復帰を決意した要因になったようだ。『ESPN』のブラジル版は、「当初はヨーロッパ内での移籍に傾いていたが、フォルタレーザで家族と休暇を過ごしていた男との話し合いは、良いオファーを提示され、さらに10番も渡されて、急速に進んだ」と綴った。

 これまでヨーロッパを中心に華々しいキャリアを送ってきたベテランDF。年齢的にも決して長くはないであろうサッカー人生の集大成は、母国で迎えることになった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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