川崎が今季初の3失点!小林悠のゴラッソで追い上げるも一歩届かず。優勝争いに手痛い今季2敗目

2019年07月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

川崎は後半途中までは本来の良さが全く出せず

川崎らしさが出たゴールで1点を返した小林悠。(C) SOCCER DIGEST

 サンフレッチェ広島がアジア・チャンピオンズリーグのノックアウトステージに勝ち進んだことで延期されていたJ1リーグ16節、広島対川崎フロンターレが31日にエディオンスタジアム広島で開催された。
 
 昨季の1位、2位の対決となった、川崎対広島は、シーズン後半に向け両指揮官が「大事なゲーム」と語る一戦だ。
 
 立ち上がり早々に得点が入る。4分に佐々木翔のゴールで広島が先制すると、その後23分にもドウグラス・ヴィエイラが追加点を挙げ2点差にする。
 
 その後も52分に荒木隼人がセットプレーからのボールをヘッドで押し込んで、広島が3点をリードする。
 
 川崎の1試合3失点は今季初で、この日の後半途中まではボールが上手く繋げず、"らしく"ないパスミスも目立つ試合展開。さらに過酷な日程の影響もあってか、球際でも広島に全く競り勝てない展開が続いた。
 
 そんな流れを一変させたのが75分のエース小林悠の一発だった。
 レアンドロ・ダミアンとのパス交換で、相手DFが寄せるより1テンポ早く、素早く振り抜いたシュートが決まると、川崎に活力が戻る。

 78分に続けざまにL・ダミアンのゴールも決まり、1点差まで詰めよると、いよいよ川崎のペースに。
 
 前節後半のアディショナルタイム、ラストワンプレーというところで同点弾を許している広島にとっては嫌な記憶が蘇ってきたが、この日は違った。GKがかわされた試合終盤のピンチも、相手のシュートを交代出場の渡大生がゴールライン上でクリアし、川崎の反撃をしのぎ切った。

 広島はこれで順位を5位に上げ、首位・FC東京に勝点10差に詰め寄ってきた。
 
 勝てば、首位・FC東京に勝点1差と迫れた川崎だったが、鹿島に勝点で並ばれ、4位に順位を下げた。川崎は今季アウェーで初黒星だ。
 
 次節、川崎は中3日で、日曜日の松本山雅FC戦が控えている。J1連覇中の川崎にとって厳しい日程が続く中、今季初の3失点からどう立ち直れるのだろうか。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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