「集中砲火を浴びた」「すべてが崩れ落ちた」ネイマールを性的暴行で訴えた女性が地元メディアに激白!

2019年07月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ブラジルには良い手本がない」

スキャンダルに怪我に移籍騒動。話題が絶えないネイマールの今後はどうなる?(C)Getty Images

 パリ・サンジェルマンのネイマールに性的暴行を受けたと訴えた女性が、ブラジルのメディアで事件について語った。英紙『The Sun』が伝えている。

 5月にネイマールにレイプされたと被害を訴えた女性は、『UOL Esporte』で、「いまは心身ともにリハビリをしている。大きなダメージだったから、治療している」と明かした。

「精神科医のところにも行ったわ。とても助けになった。自分ではすべてを扱えなかったから。たくさんのことすべてが同時に起きたのよ。5月15日から、私は苦しみ始めた。人生のすべてが崩れ落ちた。まるで頭の中をハリケーンが過ぎ去ったみたいだわ」

 以前と比べれば心身の状態が良いという女性だが、「私のトラウマや、途方に暮れていることを、人々が利用したと感じている」と、母国ブラジルでの自身の扱いに怒りを表わした。

「なにより心配なのは、ブラジルでこの件がどう扱われていったかよ。無知で非人道的だった」
 
 息子を持つ母でもある彼女は、「性差別や不正義に私が苦しめられたのは初めてではない」とコメント。「今回はさらにインパクトが大きかったけど、信念を持ち、嵐が過ぎるのを願っている」としたうえで、子どもへの影響を懸念している。

「なによりも、私はまた自分が生きていると感じたい。自分自身を見つけ直したい。集中砲火を浴びたのだから。いまは日々、息子のために強くなっている。彼が私を必要としており、養っていかなければいけないと分かっているから。彼が性差別や暴行を働く男にならないように育てなきゃいけない。残念ながら、ブラジルには良い手本がないから」

 様々な見解があるこの一件だが、女性が穏やかに暮らせる日は訪れるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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