「バルサ相手にゴールを決めていたら?」イニエスタはその問いに何と答えた?

2019年07月29日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「ゴールは決めたかったけど…」

バルサ戦で孤軍奮闘したイニエスタ。好パスを連発してチャンスを作り出した。写真:徳原隆元

 7月27日にノエビアスタジアム神戸で開催された『Rakuten CUP』で、ヴィッセル神戸はスペインの強豪バルセロナと対戦し、0-2で敗れた。

 下部組織時代を含めて22年間に渡って在籍した古巣と対戦した神戸のアンドレス・イニエスタは、正確なパスでチャンスを演出。開始4分には、DFクレマン・ラングレからボールを奪い、そのまま左足でミドルを放つなど見せ場を作った。

 試合後、数多くの報道陣に囲まれた元スペイン代表MFは、母国メディアから「惜しいチャンスがありましたね。得点を決めていたら、ゴールセレブレーションをするつもりでしたか?」と訊かれ、次のように答えた。

「いや、おそらく何もしなっただろう。ゴールは決めたかったけどね。でも、とても楽しい1日になった。いまヴィッセルは厳しい状況にあるから、なおさらね。神戸の選手にとっても、バルサと対戦するのは貴重な経験になったと思う。とても幸せな気分だ。良い印象を残すことができて良かった」
 
 満足そうな表情を見せた35歳の名手は、"愛するクラブ"の元チームメイトたちに、こんなメッセージを送った。

「みんなと再会できて本当に良かった。新しいシーズンでの幸運を祈っている。ひとつでも多くのタイトルを獲得してもらいたいね」

 イニエスタの言葉通り、バルサと対戦した経験が、15位に低迷している神戸にプラス効果をもたらすのか。タレント軍団の巻き返しに注目だ。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)
協力●下村正幸

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