「あれを止めるキーパーっているのかって…」“ハマの守護神”朴一圭はワールドクラスのシュートに何を思ったのか?

2019年07月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「切り返すところまでは読めていた」デ・ブルイネのシュート

懸命なシュートストップも及ばずに2失点を喫した横浜の守護神・朴。試合後には世界基準のシュートを受けた感想を率直に語った。 (C) SOCCER DIGEST

 夏の訪れを感じさせる気候のなかで、プレミアリーグ王者のマンチェスター・シティに対して、横浜F・マリノスは確かに善戦していた。

「相手が後ろから繋ごうというチームだと分かっていたからアグレッシブにいった」という試合後のアンジェ・ポステコグルー監督の言葉にもあるように、横浜は立ち上がりからフォアチェックを仕掛け、局面での肉弾戦も厭わない果敢な姿勢を見せた。

 しかし、結果は1-3の完敗である。何度か訪れた決定機でのクオリティーの差、相手のプレスを剥がしてから敵陣へ侵入するまでのスピード、次のプレーを見据えた個々の動き……。プレミアリーグ王者は「ベストコンディションではない」(ジョゼップ・グアルディオラ監督)が、やはり段違いだった。

 実際、選手たちは、世界との「差」を口にしている。

「すごい力の差を感じました。普段は負けて得られるものはあまりないって思うんですけど、今日は学ぶものがたくさんあった」(遠藤渓太)

「相手はプレシーズンで、いない選手もいる。そこは何とも言えないですけど、レベルの高さを感じました。まだまだ実力不足だなと」(三好康児)

 まざまざとシティの力を痛感させられた横浜の面々のなかで、より強烈なインパクトを喰らったのは、守護神の朴一圭だろう。

 この日、先発した朴は、18分にケビン・デ・ブルイネにニアサイドを打ち抜かれ、40分にはラヒーム・スターリングに1対1の局面をモノの見事に決められ、より直接的にシティ攻撃陣の凄みを体感していた。

 試合後、「悔しい気持ちがめっちゃ強い」と漏らした朴は、対戦中に感じたことをありのままに話してくれた。デ・ブルイネの強烈なショットを浴びた1失点目は、「切り返すところまでは想定していた」と振り返る。

「シュートがめちゃくちゃ早かったです。あんなインパクトで来るとは思っていなかったので、反応した時には遅れていて、あれが世界との差なんだなと思いました。むしろあれを止めるキーパーっているのかなって聞きたいです(笑)。あの距離だったらぶち抜かれちゃうんじゃないかなと思います。でも、世界のトップはああいったシュートを打ってくるというのを体験できたことは凄く大事だと思ってます」

 では、2失点目はどうか。相手守護神クラウディオ・ブラーボからデ・ブルイネに繋がれ、最後はスターリングに決められたシーンだ。

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