「イニエスタがこんなに幸せそうなら…」バルサのラキティッチ、対戦する親友への想いとJリーグ入りの可能性を語る【独占インタビュー】

2019年07月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

「アンドレスと対戦するのは変な感じ」

独占インタビューに応じるラキティッチ。率直に質問に答えてくれた。写真:Rafa HUERTA

 プレシーズンツアーのため、日本に滞在しているバルセロナのクロアチア代表MFイバン・ラキティッチが、『ワールドサッカーダイジェスト』の独占インタビューに応じてくれた。
 
 このインタビューは、7月27日に開催される『楽天カップ』のヴィッセル神戸戦の前日に、神戸市内のホテルで行なった。本編は8月19日発売の『ワールドサッカーダイジェスト』に掲載予定だが、ウェブ版としてその一部を紹介しよう。
 
――今日は過密スケジュールのなか、ありがとうございます。まだ眠そうですね?
 
「うん、実は起きたばかりなんだ。今朝は練習をなしにしてもらって、ようやく少し休めたからね」
 
――もう時差ボケは問題ないですか?
 
「いい感じだよ。よく眠れるしね。練習して、寝て……。ホテルから出られないし、仕方ないよね(笑)」
 
――埼玉スタジアムでのチェルシー戦では、素晴らしいゴールを決めました。
 
「すごく満足しているよ。今シーズン最初の試合でプレーして、日本でゴール決められてね。ここでは、周りの人たちの愛情やサポーターからの応援を肌で感じることができる。そのうえ、チームのプレシーズン最初の得点を、僕がマークすることができた。順調な滑り出しになったよ」
 
――お箸の扱いの方が、ボールを扱うより難しそうですね。
 
「日本の人たちみたいに、毎日訓練すれば違うんだろうけどね。昨日はアンドレス(イニエスタ)が和食の素敵なレストランに連れていってくれてね。そこでは、お箸を使って食べたよ。魚や寿司……ちょっとずつ、いろいろなものをね」
 
 
――元チームメイトでもあるそのイニエスタとの対戦を控えて、どんな気持ちですか?
 
「アンドレスと対戦するのは、ちょっと変な感じだね。でも、彼がここですごく幸せで、周りからも愛されていて、家族も日本での生活を楽しんでいるのを嬉しく思うよ。反面、彼がいないのはすごく寂しいけどね。でも、ここで満足していることが、僕にとっても喜びなんだ」
 
――あなたにとって、イニエスタはどんな存在ですか?
 
「サッカー関係者の中で、最も親しい人のひとりなんだ。ピッチの中だけじゃない。むしろピッチの外でね。彼とは親友なんだ。サッカーのことより、プライベートなことについて、たくさん話すしね。この先も一生、付き合っていく友人だよ」

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