ナポリがコートジボワール代表FWペペの獲得に近づく!クラブ史上最高額でマンUなどとの争奪戦を制すか

2019年07月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

サラリーの条件で開きが?

今夏の移籍市場の注目銘柄となっているペペ。イタリアでのプレーを決断するのか。(C)Getty Images

 7月25日、ナポリのキャンプ地に1台のヘリコプターが降り立った。乗っていたのは、リールに所属するニコラ・ペペの代理人だ。

 複数のイタリア・メディアによると、ナポリはリールとの合意に迫り、今夏の移籍市場で目玉のひとりとなっているコートジボワール代表FWとの直接交渉に臨んでいる。ただ、選手サイドとはまだ合意していないという。

『Gazzetta dello Sport』紙や『Corriere dello Sport』紙などは、6000万ユーロ(約75億円)にアダム・ウナスを加えた条件で、ナポリとリールが合意、あるいは合意に近づいていると報じた。

 だが、選手個人との交渉では、条件面でまだ開きがあるようだ。Gazzetta dello Sport紙は、年俸600万ユーロ(約7億5000万円)での合意を目指しているが、700万ユーロ(約8億8000万円)の代理人手数料が問題となり、折り合いがついていないと伝えている。
 
 一方、Corriere dello Sport紙は、移籍成立まで「手数料に関する合意のみ」と報道。ペペの代理人が要求しているのは、1000万ユーロ(約12億5000万円)と伝えた。なお同紙は、ペペの年俸は500万ユーロ(約6億3000万円)+ボーナスの見込みとしている。

『Sky Sport』は、年俸と手数料の要求額がいずれも500万ユーロで、ナポリは高いと評価していると伝えた。移籍市場に精通するジャンルカ・ディ・マルツィオ記者のサイトによると、ナポリは350万ユーロ(約4億4000万円)に50万ユーロ(約6000万円)のボーナスを提示しているようだ。

 Sky Sportによれば、ナポリのカルロ・アンチェロッティ監督は、ペペ代理人との接触を認めたうえで、「交渉中だ。どうなるかは様子を見よう」と述べた。

 ディ・マルツィオ記者は、マンチェスター・ユナイテッドの関心も伝えており、ペペのナポリ移籍が決まったわけではない。ただ、実現すれば、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長にとって、クラブ買収以来最大の取引になるのは間違いない。ユベントスからの覇権奪取を狙うナポリの本気度がうかがえる補強となる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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