浦和がオーストラリア代表のナバウトら2選手を放出。ユース出身DFの茂木は再び愛媛へレンタル

2019年07月25日 サッカーダイジェスト編集部

ふたりとも浦和の公式ホームページを通じて感謝を述べた

A・ナバウトは母国オーストラリアのメルボルン・ビクトリーへと移籍する。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 浦和レッズが7月25日、アンドリュー・ナバウトのメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)への完全移籍内定と茂木力也の愛媛FCへのレンタル移籍を発表した。
 
 昨年のロシア・ワールドカップにも出場したオーストラリア代表FWのナバウトは、昨年3月に浦和に加入すると、2シーズンでJ1リーグ戦20試合に出場。今季12節の湘南戦ではJ1初ゴールを決めた。しかし、コンスタントに出場機会を得られていなかった。
 
 ナバウトは浦和の公式ホームページを通じて、以下のように惜別の想いを語っている。
 
「この1年半、浦和レッズのファミリーとして温かく迎え入れていただき、サポートいただいた浦和レッズに関わるすべての方々へ感謝の気持ちでいっぱいです。浦和のファン・サポーターのみなさんは私のことをいつも強烈に支えてくれました。埼玉スタジアムで、みなさんの前でプレーすることができなくなることはとても寂しいですが、残りのシーズン、そして浦和レッズの今後の成功を心から祈っています。ありがとうございました」
 
 ナバウトは、この後メディカルチェックを経て、メルボルン・ビクトリーとの正式契約となる。
 
 一方で22歳のDF茂木は、16年シーズン以来自身二度目の愛媛への期限付き移籍となる。16年に愛媛、17年から18年夏までは山形へとレンタルした浦和ユース出身DFは、CB、ボランチ、サイドをこなす器用さが売りで、昨季に浦和での公式戦デビューを飾ったが、今季はリーグ戦で出番がなく、天皇杯1試合の出場にとどまっていた。愛媛へのレンタル期間は2020年1月31日まで。
 
 さらなる成長を期す茂木は、浦和の公式ホームページで以下のように意気込んだ。
 
「このたび愛媛FCに移籍することになりました。浦和に帰ってきてから1年間ありがとうございました。
 期限付き移籍から復帰して、チームの力になれず申し訳なく思います。愛媛FCへ行く決断をしたからには悔いのないよう必ず試合に出場し成長してきます。浦和レッズがタイトルを獲れるよう僕も応援しています。復帰して1年間本当にありがとうございました」
 
 24日には、茂木と同じくユース出身の山田直輝の湘南移籍(レンタル)を発表していた浦和は、今夏はこれで3人の放出となる。
 
構成●サッカーダイジェスト編集部
 
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