セリエA・ジェノアに続いてフィオレンティーナが鎌田大地に興味? 「ヴィオラには移籍金を上積みする準備がある」

2019年07月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

ジェノアは10日間にわたって交渉を続けているという

フランクフルトのプレシーズンマッチにも出場した鎌田。指揮官の目の前で計3ゴールを決めるなど、好調をアピールしていた。 (C) Getty Images

 7月22日、イタリアの移籍専門記者、ジャンルカ・ディ・マルツィオ氏のサイトで「ジェノアは鎌田大地を追跡している」と報じられた。

 鎌田は現在、ブンデスリーガのフランクフルトに在籍しているが、昨季は1年間のレンタルでベルギーのシント=トロイデン(STVV)でプレーし、公式戦36試合で16ゴール・9アシストという成績を残した。また、前線での得点力が評価され、3月のキリンチャレンジカップで初めて日本代表に選出されるなど躍進を遂げている。

 ベルギーでの武者修行を終えた鎌田はフランクフルトに戻り、現在はトップチームに帯同中だ。プレシーズンマッチでゴールを決めるなど好調をアピールしており、指揮官のアディ・ヒュッターは「とても成長したひとりだ。見違えた」と発言するなど、評価を高めているようだ。

 しかし、同サイトは「ジェノアはカマダをクラブへ連れていきたいと考えている。かなり前から日本の"宝石"を追跡しており、興味を持ち続けているのだ」と報じた。同クラブはかつて日本のレジェンド、三浦知良が在籍していたことでも知られているクラブだ。

 イタリア紙『LA STAMPA』のアンドレア・スチアパピエタ記者も「ジェノアのフロントは22歳のダイチ・カマダが、チームに加わることを望んでいる。少なくとも交渉に10日間を費やしているようだ」と、本気で鎌田の獲得を目指している様子を伝えた。

 そんななか、翌23日には、同じセリエAで鎌田の獲得に興味を示しているクラブがあると報じられた。

 イタリア・メディア『StadioSport』のダニリオ・サーベディ記者は、「ヴィオラ(フィオレンティーナの愛称)は、カマダを獲得するためにあらゆる手段を考えている」とし、いざとなればフランクフルトが希望する移籍金450万ユーロ(約5億6250万円)を超える金額を用意する準備があると綴っている。

 先日、鎌田にとってSTVVでの同僚で、頼れるセンターバックだった冨安健洋がボローニャに完全移籍で加入した。カズ以降も中田英寿、名波浩、中村俊輔、本田圭佑といった日本のビッグネームがプレーしたイタリアで、冨安と鎌田の対戦が実現する可能性は、ゼロではないのかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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