ジダン監督、久保建英らを使わず“戦力外”ベイルを謎の起用。1ゴールにもきっぱりと…

2019年07月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

ゴタゴタ続きの中で…

突然ベイルを起用したジダン監督の意図は?(C)Getty Images

 レアル・マドリーは現地時間7月23日、アメリカ・ワシントンD.C.のフェデックスフィールドで、インターナショナル・チャンピオンズ・カップ(ICC)の第2戦でアーセナルと対戦。0-2から同点に追いつき、PK戦の末に勝利を収めた。

 久保建英は起用されなかったこの試合で驚きを与えたのが、ガレス・ベイルが後半頭からピッチに立ったことだ。ジネディーヌ・ジダン監督が"戦力外"としているウェールズ代表FWは、初戦のバイエルン・ミュンヘン戦ではベンチからも外されていた。

 しかも、試合の直前には、「ベイルがまもなくクラブを去るのは、彼を含めた全員にとってベストなことだ」と発言したフランス人指揮官に対し、ベイルの代理人が「ジダンは恥さらし」と痛烈に批判。これを受けて、ジダンが「(バイエルン戦で)ガレスがプレーしなかったは、彼が望んでいたからだ」とやり返すなど、ゴタゴタが続いていたのだ。

 
 なかなか売却先が見つからないベイルを市場にアピールする狙いだったのか。クラブの"思惑"通り(?)、1ゴールを決めてみせた快足アタッカーについて、ジダンは試合後、こうコメントした。スペイン紙『Marca』が伝えている。

「彼はいいプレーをしたし、他の選手と同じく満足している。とくに彼と話しはしていない。普通にトレーニングをしているから試合に使っただけで、状況は何も変わっていない、あなた方が知っての通りだ」

 また、この試合ではマルコ・アセンシオが左膝を負傷し、長期離脱が濃厚となった。だが、「アセンシオの怪我がベイルの去就に影響があるか」という問いに関しても、「それはまったく関係がない」ときっぱり。やはり、「構想外」という考えは変わらないようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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