岡崎慎司のマラガ移籍は“サラリー問題”で停滞? 地元紙は「加入までに時間がかかる」と報じる

2019年07月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

なぜオーナーのゴーサインが出ないのか?

念願のスペイン挑戦が近づきつつある岡崎。柴崎と同じ2部でのプレーが実現するか。 (C) Getty Images

 プレミアリーグのレスターとの契約が満了し、移籍先を探している岡崎慎司。スペイン2部のマラガが岡崎の獲得に乗り出したと現地で報じられていたが、契約成立までしばらく時間がかかるようだ。

 現在33歳の岡崎は2018-19シーズン限りで、15年8月から在籍したレスターを退団。契約満了のため、フリートランスファーでの移籍が可能となる。だが、スペイン紙『MARCA』は、「岡崎とマラガはサインをすることで同意している。あとはオーナーのゴーサインを待つばかりだが、まだ最終決定を出せない状況だ。岡崎は、善良な日本人の美徳を発揮し、クラブのドアが開くまで辛抱強く待つ必要がある」と報じた。

 マラガの地元紙『Diario Sur』は、より詳しく状況を説明している。クラブが岡崎との契約をまとめようとしていることは確かだと認めつつ、「岡崎の雇用はクラブの経営を圧迫する」というのだ。

「マラガが岡崎を獲得するためには、オーナーの最終的なゴーサインが出なければいけないが、資金繰りが厳しい状況だ。岡崎の高給は、クラブの財政を圧迫する可能性があり、を妨げる要因となっている。

 彼とサインするためのプロセスは進行中であるものの、数日のうちに話がまとまることはないだろう。クラブが選手の売却などで資金が確保できるまで、岡崎は待たなければならない。そして準備が整った段階で、マラガはプレミアリーグで奇跡の優勝を果たしたメンバーである岡崎を迎えることができるようになる」

 マラガは2012-13シーズンにチャンピオンズ・リーグでベスト8進出を果たしたこともあるアンダルシアの有力クラブ。昨季は降格から1年での1部復帰を目指し、3位で昇格プレーオフに進出したものの、敗れている。

 岡崎はレスター退団の際に、2022年のカタールワールドカップを目指していると明かし、ヨーロッパでのプレーを熱望していた。もしこの移籍が成立すれば、2部ではあるが念願のスペインリーグでのプレーとなる。ただ、マラガ側の準備が整うまで、しばらく時間がかかるようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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