「彼はチームにいい影響をもたらす」強豪ポルトに加入した中島翔哉のプレーを現地メディアが高評価

2019年07月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

積極的な仕掛けが高評価に繋がる

ベディス戦でのポスト直撃ゴールは「非常に目新しい」と他の現地紙も高く評価している。 (C) Getty Images

 カタールのアル・ドゥハイルからポルトガル1部のポルトに移籍した中島翔哉。プレシーズンマッチで行なわれたイベリア・カップでの戦いぶりに、現地では期待感が高まっているようだ。

 先日、フルアムとのプレシーズンマッチに先発出場し、65分までプレーした中島は、ラ・リーガのチームを招いて行なわれるイベリア・カップの初戦となったベティス戦に先発。1-1の引き分けの末、チームはPK戦にもつれ込みながらも勝ち進んだ。中島も、積極果敢に仕掛け続け、ポスト直撃の鋭いミドルシュートを放つなど存在感を放った。

 そして、現地時間21日に行なわれた同カップの決勝、ヘタフェ戦では1-1と膠着状態となった60分にピッチへ送り込まれ、3-1の勝利に貢献している。

 現地メディア『zerozero.pt』は「イベリア・カップを勝ち取ったポルトはまだ修正が必要な状態にあるが、何人かのニューフェイスはチームにポジティブな兆候を示した」と報じ、中島についても前向きに捉えていると伝えた。

「ヘタフェ戦ではベンチで試合スタートを迎えたが、投入された60分はチームの状態が非常に厳しい時間帯だった。ペースが遅く、ハードなファウルに見舞われ、プレーヤーたちの意思疎通はずれている。日本人選手のスタイルにはほとんどマッチしない、目に当てられないような試合だったからだ。だが、彼のテクニックとクオリティは試合に良い影響をもたらした。その力をいかんなく発揮するためには、チームも彼自身も克服すべき壁がまだあるが、彼の存在はポジティブだ」

 ポルトは現地時間27日には、リーグ・アンのモナコとテストマッチを行なう。中島の起用法にも注目が集まりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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