「恥さらしだ…」マドリー退団濃厚のベイルの代理人がジダンに激怒! 新天地はトッテナムか中国に?

2019年07月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

移籍先候補のトッテナム指揮官は「何も情報がない」

レアルとの契約はあと3シーズン残っているベイル。だが、今夏で去る方向で話が進んでいるようだ。 (C) Getty Images

 レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は、ガレス・ベイルが近く退団すると明言した。以前から構想外が報じられていたが、最後通牒を突き付けたかたちだ。

 だが、指揮官の発言に、ベイルの代理人であるジョナサン・バーネットは怒りを露わにしている。欧州スポーツチャンネル『ESPN』によると、バーネットは「マドリーのためにあれだけやってきた選手について、あのように話すなんて、ジダンは恥さらしだ」と非難している。

「ベイルが移籍するかどうか、するならいつするのかは、彼の最善の利益のために私たちが決める。それにジダンが働きかけることは無い」

 とはいえ、ジダン監督が戦力外通告したことで、ベイルがこのまま"白い巨人"にとどまるのは難しいとみられる。ただし、その高額サラリーや移籍金の問題もあり、新天地がなかなか見つからないと言われているのは、周知のとおりだ。

 移籍先候補のひとつと言われるのが古巣トッテナム。だが、マウリシオ・ポチェティーノ監督は「ベイル獲得に動いているのが、どのクラブか私は知らない」と述べるにとどまっている。

「現時点でフロント陣からは何も情報がない。だから、獲得しようとしているのがウチなのかどうかは知らない。それは私の仕事じゃあない。できるだけ良いチームをつくるのは、フロントの仕事だ」

 そんななか、巨額の年俸を負担できるという点で有力視されているのが、中国への移籍だ。英紙『Telegraph』は7月21日、北京国安がベイルに中国史上最高サラリーを用意していると報じた。ほかにも、江蘇蘇寧の関心も伝えられている。

 ただし、中国は"選手の爆買い"にブレーキをかけるべく、2年前に外国人スター選手の獲得に課税することを決めた。そのため、中国のクラブがベイルを獲得しようとしても、マドリーに移籍金を支払わない姿勢であるという噂も報じられている。

 もちろん、マドリーとしてもフリーでベイルを手放すわけにはいかない。スペイン紙『MARCA』のアンケートでも、26万人を上回るユーザーのうち、「状況を打開するにはベスト」と、フリーでの放出を認めたのは34%にとどまり、66%が「良いオファーを待つべき」と回答した。

 膠着しているベイルの去就問題。どのような解決を迎えるのか、今後の進展が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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