電光石火の一撃でアルジェリアが29年ぶり2度目のアフリカ王者に!セネガル初優勝の夢を打ち砕く

2019年07月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

PKの判定がVAR検証で取り消しに

開始1分のゴールを守りきったアルジェリア。15大会ぶりの頂点に――。(C)Getty Images

 現地時間7月19日、エジプトで開催されているアフリカ・ネーションズカップの決勝が行なわれ、1990年大会以来29年ぶり2度目の戴冠を目指すアルジェリアと、初優勝を狙うセネガルが激突した。
 
 開始1分、いきなり試合が動く。アルジェリアのFWブーンジャーが左サイドから持ち込んで思い切り良くシュート。これがブロックに入ったDFサネの足に当たり、ゆっくり弧を描いたボールがゴールに吸い込まれた。
 
 まさに電光石火の一撃で早々にリードを奪ったアルジェリアは、その後はリトリートし、セネガルにボールを保持させて守備を固める。
 
 引いた相手を崩せず、なかなか決定機を作り出せないセネガルは38分、ようやくいい形でパスを受けたCFニアングが左足でシュートを放つも、惜しくもゴール左へ外してしまう。
 
 後半に入って59分には、右サイドから上げたクロスがエリア内でアルジェリアのグェディウラの手に当たり、一度はPKの判定が下ったものの、VAR検証の末に取り消しとなる。
 
 それでもセネガルは気落ちせず、66分にスルーパスに反応したニアングがGKをかわしてシュートを放てば、その3分後にも左SBサバリが強烈なミドルで敵ゴールを脅かすも、得点が奪えない。
 
 結局、虎の子の1点を守りきったアルジェリアが1-0で勝利。見事に15大会ぶりの戴冠を果たしたのだった。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事