「川崎は手強い」アザールの”後釜候補”プリシッチ、フロンターレ戦への意気込みを語る

2019年07月19日 熊介子(サッカーダイジェストWeb編集部)

練習では左サイドを務めた

前日練習で汗を流すプリシッチ。ミニゲームでも積極的にボールに絡む動きを見せた。 写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 昨日、川崎フロンターレとの試合を控えているチェルシーが公開練習を行なった。会場となった三ツ沢競技場には約1558人のファンが詰めかけ、新指揮官フランク・ランパードの下、約1時間半の練習を行なった。

 トレーニングの後、退団したエデン・アザールの穴を埋める存在として注目されている20歳のMFクリスティアン・プリシッチが取材に応じた。ドルトムント時代の17年7月以来、2度目の来日になるというアメリカ代表の至宝は、サポーターの声援に感謝を述べた。

「ファンに歓迎されてとてもありがたいし、今回は新しいチームで来ることができて、とても嬉しいよ。(対戦する川崎については)自分たちにとって手強い相手だと思うので、真面目に、真剣に戦うつもりだ。チームメイトとも息を合わせてプレーできたらいいね」

 また、新指揮官のランパードの印象についてはこう語っている。

「とても素晴らしい人で、ヒーローとして見ていたよ。現役でプレーしていたのはそんな昔のことではないし、ベンチで自分たちと気持ちが通じ合う、選手との距離が近い監督と一緒に歩むことができるのはとても幸せだ」

 そして、比較対象とされているアザールについては、「僕と彼はタイプが違う」としたうえで、「アザールは本当に素晴らしい選手だが、比べようとは思わない。自分ができるベストなプレーをするつもりだ」とコメントした。

 もし今日の川崎戦で、プリシッチがピッチに立てば、アザールが務めていた左サイドのアタッカーとして出場が予想される。米国出身の俊英が、存在感を発揮できるか。大いに注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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