「バイエルンにはレンタルしたくせに!」ナポリの名物会長、ハメスの獲得を巡ってマドリーへの不満をぶちまける!

2019年07月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

代役にリールの上昇株を検討

ハメス獲得を目論むナポリのデ・ラウレンティス会長。首尾よく手中にできるか?(C)Getty Images

 レアル・マドリーで構想外のハメス・ロドリゲスが向かうのは、同じマドリードを拠点とするライバルのアトレティコ・マドリーなのか、恩師カルロ・アンチェロッティが率いるナポリなのか。

 ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は、マドリーやバイエルンでハメスを指導したアンチェロッティ監督の希望を叶えたいと望んでいる。一方で、マドリーが要求する移籍金4200万ユーロ(約52億5000万円)を出すことはできないと訴えてきた。

 イタリア衛星放送『Sky Sport』によると、歯に衣着せぬ発言で知られる名物会長は、「(ナポリと比べ)売上高が3倍のバイエルンにレンタルしたくせに、ナポリに4200万ユーロを求める理由が分からない」と、マドリーへの不満を口にしている。

「レンタルでハメスを獲得できるなら、だれだってノーと言わないだろう。別の選手も獲得できるからね。だが、4200万ユーロを求められれば、彼を獲得すべきか、よりコストがかかっても、もっと若い選手を獲るのかを選ばなければいけない。私は将来を考えなければいけないんだ」

 ナポリはハメス獲得に失敗した場合の代役として、リールのニコラ・ペペに関心を寄せていると言われている。28歳のハメスに対し、24歳のペペは、メガクラブから熱視線を向けられており、やはり獲得に大金を要するアタッカーだ。
 
 一方、スペイン紙『Marca』によると、争奪戦でリードしたとの声もあるアトレティコのエンリケ・セレソ会長は「アトレティコは偉大な選手に関心がある。そしてハメスはそのひとりだ」としたうえで、「そのことと、彼が来るかどうかという話は別だ。交渉? 私が知る限りはノーだ」と続けた。

 両者の発言からは、気持ちのゆとりの差も感じられるが……。ハメスの新天地となるのは、はたして――。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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