東京Vが永井秀樹新監督の就任を発表! J連覇を知るクラブOBは「新しいヴェルディの時代を作りたい」と決意表明

2019年07月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

もう一度チャンピオンに返り咲く!その決意を胸に監督就任した永井秀樹。

引退試合の永井秀樹。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 7月17日、J2の東京ヴェルディがギャリー・ジョン・ホワイト監督の退任に伴い、東京ヴェルディユースの永井秀樹監督がトップチームの新監督に就任すると発表した。
 
 永井秀樹新監督のコメントは以下の通り。
「この度、大変急なことではありますが、愛する東京ヴェルディの監督に就任することになりました。現役時代、読売クラブに始まりヴェルディで終わることができた感謝と緑の魂を胸に新しいステージ、監督として全身全霊懸けてヴェルディ再建のために全力を尽くしたいと思います。
 
 ヴェルディらしいサッカーで新しいヴェルディの時代を選手、スタッフ、そして東京ヴェルディを愛する皆様とともに戦い、作っていけたらと思います。よろしくお願いいたします」
 
 永井は92年のヴェルディ川崎(現・東京V)に入団。93年、94年のヴェルディのJリーグ連覇に貢献した永井は、その後ラモス瑠偉の10番を受け継ぎ、2シーズンを戦った。
 その後は様々なクラブを渡り歩く。98年の横浜フリューゲルスでは天皇杯優勝も経験し、ヴェルディへの退団復帰を繰り返しながらも2016年に東京ヴェルディで引退した。
 
 引退時は45歳でクラブOBの"カズ"こと三浦知良に次いでの年長Jリーガーだった。

「自分自身、誇りに思えることがふたつだけあります。ひとつは、子どもの時から大好きだった読売クラブ、ヴェルディでプロサッカー選手になれたこと。そして、もうひとつはこの愛するヴェルディで現役を引退できることです」(永井秀樹引退時のインタビューより)
 
 そう語った永井は引退後2017年から東京ヴェルディのユース監督を務めていて、今月11日の日本サッカー協会理事会でS級ライセンスの取得が認められたばかりでの監督起用となった。

 永井監督の就任が決まったヴェルディは、現在J2で昇格プレーオフ出場圏内まで勝点7と離されている13位。先日の天皇杯2回戦では、法政大に0-2と完敗で敗退している。
 
「現状、苦しい時期ではありますが、必ずやヴェルディは復活します。それはこの3年間を過ごした自分のなかにある確信です。ヴェルディを愛する皆様、もう一度チャンピオンに返り咲き、日本サッカーを引っ張るリーディングクラブになるその日まで、いや、その先も永久にずっと、ヴェルディをお願いします」(永井秀樹引退時コメントより)
 引退時にこう語っていたように、そのヴェルディ愛で低迷するクラブを救うことができるのか? 永井新監督の手腕に注目だ。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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