「あの人が付けていて――」中村俊輔が“背番号46”に込めた想いとは?【横浜FC】

2019年07月17日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

「もうそこはいじらないでください(笑)」

新天地の横浜FCでの背番号は「46」に。写真:徳原隆元

「10番」が似合う男が選んだのは、「46番」だった。

 日本代表でも、古巣の横浜F・マリノスやジュビロ磐田、イタリアのレッジーナでも背番号10を託されてきた中村俊輔は、新天地の横浜FCでは心機一転、新たなナンバーで再出発を図る。

 背番号46にはどんな想いが込められているのか。

「(プロ1年目に横浜で付けた)25番の時もそうだったけど、自分色に染められれば」

 横浜で25番は、出世番号であり特別なナンバーという認識がある。俊輔はもちろん、"ミスターマリノス"の異名をとる木村和司もかつて背負った伝統ある背番号だ。

 横浜FCでの46番も、そんな背番号にできればと願う。

「あの人が付けていて、J1に上がったよな、ってなったらいいじゃないですか。それも、ひとつの目標」

 ちなみに、4+6で「10」という意味もあるのではないかと聞けば、「いや、もうそこはいじらないでください(笑)」と応じる。いろんな人からそう聞かれているようで、「なんかよく分からなくなってきた。それしかない、みたいな(笑)」と困惑する。

 それでも、最終的には「じゃあ、そういうことにしましょう。足して10で。頑張ります!」と周囲の期待(?)に応える形で、笑顔で意気込みを口にした。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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