「あいつはカネの話しかしない!」お騒がせなイカルディ夫婦に元夫マキシ・ロペスがチクり

2019年07月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

インテルを構想外にされても残ろうとするイカルディ

インテルとの関係が破綻したイカルディ(左)とワンダ(右)。この夫婦に恨みを持つ男が怒りを露わにした。 (C) Getty Images

 アルゼンチン代表FWのマウロ・イカルディと、その妻で代理人のワンダ・ナラに対し、インテルはある決断を下した。

 今月13日、インテルは公式サイトで、アルゼンチン代表FWのイカルディが双方合意の下、シンガポール、ロンドン、マカオで開催される予定のプレシーズンツアーに参加しないと声明を発表したのだ。

 インテルはかねてから夫婦の自由奔放な言動に鬱憤を溜め込んでいたとされている。ワンダ・ナラがSNSやTV番組などで契約延長やチームメイトに対する勝手なコメントを繰り返し、イカルディ本人のチームや監督に対する不満を公の場で漏らした。

 しかし、事実上の戦力外通告を受けてもなお、イカルディはインテルに居残る可能性があるようだ。イタリア紙『La Repubblica』によれば、トップチームの合宿地であるスイスからミラノに舞い戻った同選手は、「俺はあと2年ここに残る。給料をもらい、どこへも移籍するつもりはない」と発言。2021年6月までの現行契約を全うし、2年分の給料900万ユーロ(約11億円)を貰う狙いがあることを明らかにしたようだ。

 まさにヒールを地で行っている感のあるイカルディとワンダ。このサッカー界きってのお騒がせ夫婦に苦言を呈する男がいる。元アルゼンチン代表FWで、かつてワンダと婚姻関係にあったマキシ・ロペスだ。

 現在、ブラジルの名門ヴァスコ・ダ・ガマでプレーするマキシ・ロペスは、サンプドリア時代、同胞で可愛がっていた後輩イカルディにワンダ・ナラを寝取られ、2013年に離婚した経緯がある。

 そんなマキシ・ロペスは、アルゼンチンのテレビ局『Telefe』で、イカルディ&ワンダ・ナラ問題について言及している。

「俺はいつもワンダ・ナラと話そうと試みているが、私的な話は、もれなく全てソーシャルメディアに流れるだろうし、長い間、話し合いは中断されている。そうした彼らの対応には本当にうんざりしているし、彼女はいつだってカネのことばかりだ。何も不足していない状況でもカネの話しかしない。他人への敬意なんて二の次だ」

 また、ワンダとの間に生まれた3人の子どもとも会えていない状況にあるというマキシ・ロペスは、イカルディへの恨み節も展開した。

「こんなことは言いたくないが、俺には裁判で勝ち取った権利がある。子どもに会うためのね。だけど、彼らは僕の子どもに会わせてくれないんだ。俺は元妻の新しい夫にも言ってやった。『父親になれば俺の気持ちがわかるだろう』とね。俺の子どもが彼らに慣れているのを見ると、沸々と怒りがこみ上げるよ。そして、僕が子どもと話していたときに彼は電話を取り上げて切ったこともあるんだ。信じられない」

 マキシ・ロペスにもチクりと刺されてしまったイカルディとワンダ。果たして、二人が落ち着いてサッカーに取り組む日は来るのか――。いずれにしても、この夏は彼らのキャリアにとって重要な決断が迫られそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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