もはや確信犯!? ネイマール、キャリア最高の思い出を訊かれて「バルサ時代のパリSG戦」とまさかの回答

2019年07月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「あんな風に何かを感じたことは一度もない」

キャリア最高の思い出にバルサ時代のパリSG戦を挙げたネイマール。たしかに歴史的な一戦ではあったが……。 (C) Getty Images

 話題に事欠かない男が放った一言が物議を醸している。

 2017年8月にパリ・サンジェルマンに加わったネイマールは、この夏の移籍市場で古巣バルセロナへ復帰するというニュースが盛んに報じられている。クラブに対して退団希望を訴え、7月8日の始動日に合流しなかった。

 それを受け、パリSGは、「適切な措置を取る」と発表。今シーズンからスポーツディレクターを務めるレオナルドは、「合流が遅れた責任は選手にある」と厳しい言葉を突き付けている。

 レオナルドSDは適正なオファーがあれば移籍を容認する方針を認めており、バルサが正式なオファーを出すかどうかが注目されている。

 "渦中"のネイマールが、この度、フランス・メディア『Oh My Goal』のインタビューで、「サッカー選手として最高の瞬間はいつ?」と訊かれ、次のように回答した。

「バルサにいた時にパリSGに勝った時は完璧だった。あの後はみんながクレイジーになったよ。全員が最高の気分だったと思う。あの"レモンターダ(大逆転)"の時に僕らが6点目を決めた瞬間の感じ……あんな風に何かを感じたことは一回もない。とにかく信じられないことだった!」

 2016-17シーズン、決勝トーナメントの1回戦でパリSGと対戦したバルサは、敵地でのファーストレグで0-4と完敗。しかし、カンプ・ノウでのセカンドレグで6-1と大勝し、2戦合計6-5で逆転突破を果たしていた。

 たしかにサッカー史に残る劇的な一戦であり、2ゴールを決めていたネイマール個人にとっても忘れがたいドラマチックなゲームだ。だが、前述のように移籍報道が過熱しているなか、わざわざバルサがパリSGを破った試合を選んだのは、「確信犯的」とも言える。

 実際、『Oh My Goal』がインスタグラムにインタビューの様子をまとめた動画を公開すると、「狂った発言だ」や「彼はバルサもお断りなんじゃないか?」、「これ以上、クラブを傷つけるのをやめてくれ……」といったコメントが相次いだ。

 パリSGのナセル・アル・ケライフィ会長が、「わたしはもう、スター気取りを望まない」と発言していたことを思えば、今回のコメントのように物議を醸すネイマールはもはや厄介者か。

 果たして、セレソンの至宝はどこでプレーすることになるのか。その動向から目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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