主力2名が欧州移籍の鹿島、仙台に4発快勝! 日本代表GKシュミットは国内ラストゲームを飾れず…

2019年07月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

セルジーニョの2発で勝負を決める

仙台の日本代表GKシュミットがこの試合を最後にベルギーのシント=トロイデンに移籍。国内のラストゲームを飾ることはできなかった。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグは7月13日、各地で19節の7試合を開催。ユアテックスタジアム仙台では、ベガルタ仙台対鹿島アントラーズの一戦が行なわれ、鹿島が4-0で快勝した。

 仙台GKのシュミット・ダニエルは、この鹿島戦を最後にベルギーのシント=トロイデンに移籍。国内でのラストゲームとなる一方、鹿島もこの1週間で安西幸輝がポルティモネンセへ、安部裕葵がバルセロナへの移籍が決まり、主力2名が流出する形となった。

 試合は立ち上がりから鹿島が好機を創出。11分には土居聖真が抜け出し、決定的なシュートを放つが、ここはシュミットがわずかに触り枠の外へ。しかし16分、波状攻撃を仕掛けた鹿島は、小池裕太からのクロスをセルジーニョが押し込み、先制点を奪う。

 その後は仙台が反撃。再三鹿島ゴール前に迫るが、GKクォン・スンテの好守に遭い、ゴールが生まれない。仙台もシュミットがレアンドロの強烈なミドルを横っ飛びで阻むなど、互いのGKの好守が目立つ展開に。しかし前半終了間際、鹿島はゴール前のこぼれ球を再びセルジーニョが押し込み2点目。リードを広げて前半を終えた。
 
 迎えた後半も、鹿島が仙台の反撃をいなしながら、効率よく得点を重ねた。67分にはレアンドロからのクロスをセルジーニョがヘディングシュートで狙うと、これはシュミットにセーブされたものの、こぼれ球を白崎凌兵が押し込み3点目。さらに鹿島は75分、交代出場の名古新太郎のチャンスメイクから、敵陣深くへ入り込んだセルジーニョが折り返すと、ファーサイドで土居が合わせゴールネットを揺らす。鹿島が4-0と仙台を突き放す。

 結局、試合は4-0でタイムアップ。鹿島が勝点を34に伸ばし、翌日に試合がある川崎をかわして暫定で3位に浮上した。一方の仙台は同22にとどまり、日本代表GKのベルギー移籍の花道を白星で飾ることはできなかった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

次ページ【動画】レアンドロvsシュミット! 日本代表GKが渾身のファインセーブ!!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事