「クルゼの穴はオオサコが埋める」大迫勇也がブレーメン攻撃陣の中心に? 現地紙が注目!

2019年07月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「スタメンを任されるのは間違いない」

コーフェルト監督から絶大な信頼を得ている大迫。今シーズンはトップ下も主戦場となるか。 (C) Getty Images

 現地時間8月16日の開幕を控えて、ブンデスリーガの各クラブは精力的に準備を進めている。

 大迫勇也が所属するブレーメンの課題は攻撃陣だ。昨シーズンに10番を背負って公式戦36試合に出場し、12得点・14アシストをマークしたドイツ代表マックス・クルゼが、トルコ1部のフェネルバフチェに移籍したからだ。この大黒柱の穴埋めに、「ユウヤ・オオサコの名前が挙がっている」とドイツ紙『BILD』が報じている。

「ブレーメンが最高のスタートを切るために、プレシーズン中に攻撃陣の解決策を見つけることがフロリアン・コーフェルト監督にとって最も重要な仕事だ。指揮官は『クルゼのような並外れたアタッカーを失った穴は埋めようがない』と語っているが、その可能性を秘めるのが、大迫勇也だ。

 すでにテストマッチでは、指揮官がクルゼのポジション(トップ下)に何度も大迫を起用している。同僚のケビン・メーバルトは、『オオサコはマックスと同じタイプのユーティリティーな選手だ。僕らユウヤがよくその役割を任されていることを把握しているし、好んでボールを預けていることも確かだ。彼は前線の展開を広げてくれる』と語った」

 記事では、クルゼとの相違点にも言及している。

「クルゼはピッチ上でリーダーとして活躍したが、大迫はシャイで、リーダーシップを発揮して声は張り上げるような場面はほとんどない。メーバルトも『オオサコが非常に優秀な選手だということは分かっているけれど、マックスのように大声でチームを引っ張っていくタイプではない』と認めた」

 ブレーメンは今夏、2部に降格したハノーファーからFWニクラス・フュルクルクを獲得。昨シーズンは原口元気とも好連係を見せた大型CFで、トップ下の大迫と良好なコンビネーションを築けるかが、鍵を握りそうだ。

  『BILD』のほか、複数の現地紙が「オオサコがスタメンを任されるのは間違いない」と予想しており、大迫は定位置確保に向け、順調なプレシーズンを送っているようだ。日本のエースがクルゼの穴を埋め、ブレーメンの攻撃を牽引できるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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