「いきなりスポットライトを浴びた」中島翔哉が練習試合でゴール! コロンビア代表FWの加入で左サイドの定位置争いは激化か

2019年07月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

移籍後初の練習試合で1ゴールを記録

合流して間もなく練習試合にも出場。リーグ開幕までの1か月で指揮官の信頼を勝ち得るか。 (C) FC Porto

 カタールのアル・ドゥハイルからポルトガル1部のポルトへ完全移籍した中島翔哉が、現地時間7月10日に行なわれた練習試合で1点を決め、4-0の勝利に貢献したようだ。クラブ公式サイトで試合の結果が発表されている。

 現地メディア『DESPORTO AO MINUTO』によれば、2部ヴァルジムとの練習試合で、指揮官セルジオ・コンセイソンは23人を起用。中島は後半からの途中出場だったようだ。53分にティクイーニョ・ソアレスが先制点を決めると、60分には中島がゴール。その後に、オリベル・トーレスが1点を加え、ソアレスが4点目を押し込んだという。

 ポルトガル・メディア『futebol365』は「この試合でポルトは、前半は若手主体のチームで臨んだ。しかし、得点を生むことができなかった。後半からトーレスやナカジマといった選手が入ってから、試合の流れがガラリと変わった」と伝えている。

 また、ポルトガル紙『A BOLA』は「中島はデビューマッチでいきなりスポットライトを浴びた」と称賛。ポルトのサポーターからも「ナカジマはもう仕事をしたのか」「いいね!」といった喜びの声が寄せられた。

 ただ、中には「2部クラブを相手に4点だけ?」「得点力不足は根深い問題だ」と指摘する声もあった。

 ポルトは今季、リーグ戦のほかにチャンピオンズ・リーグ(CL)の予選に3回戦から参加することが決まっている。リーグ戦とCL予選を並行して行なうハードスケジュールに、コンセイソン監督は「未だに頭を悩ませている」(『futebol365』)という。

 この練習試合が行なわれた同日、ポルトは、中島と同じく左サイドを主戦場とするアタッカー、コロンビア代表FWルイス・ディアスの獲得を発表した。背番号は「7」と発表されており、中島にとっては強力なライバルになると考えられる。

 ポルトは8月10日のリーグ開幕戦に備え、7月16日にプレミアリーグのフルアム、19日には乾貴士が所属するラ・リーガのベティス、26日にはリーグ・アンのモナコとの練習試合が予定されている。中島が先発する機会が巡ってくる可能性もありそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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