久保建英の12歳実弟がマドリー下部組織に入団、とスペイン紙が報じる。どのカテゴリーに?

2019年07月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

兄はカスティージャ、ピピ中井はカデーテAに籍を置く

カナダでのサマーキャンプに参加中の久保。6つ年下の実弟も“マドリーに入団”か。(C)SOCCER DIGEST

 現地7月10日、いよいよカナダのモントリオールで、レアル・マドリーの2019-20シーズンが本格スタートした。
 
 初日の午前練習は軽めのジョギングとフィジカル強化メニューが組まれ、午後練習は日本時間の木曜日早朝に行なわれる。新加入の日本代表FW久保建英は最初のチームランニングで後方グループに入り、エデン・アザール、ガレス・ベイル、ルカ・モドリッチ、そしてジネディーヌ・ジダン監督らに囲まれながら汗を流した。
 
 トップチームの遠征メンバー29名に堂々と名を連ねた久保。スペイン全国紙『Marca』が伝えたのは、建英の6つ年下の実弟・瑛史(えいじ)くんにまつわるニュースだ。
 
 かつて兄と同じFCパーシモンでプレーし、最近までは横浜F・マリノス・プライマリー(U-12チーム)に所属。同紙によるとお母さんと一緒にマドリード入りし、本人も兄と同じくマドリーに"入団"を果たすようだ。以下のように紹介されている。
 
「レアル・マドリーの18歳、タケフサを兄に持つエイジ・クボは、母親とともにマドリードに旅をし、ロス・ブランコ(マドリーの愛称で白)のアカデミーに入団の運びとなるだろう。兄より6つ下のヤングスターは、日本の横浜F・マリノスからの移籍となり、中盤でプレーする少年だ」
 
 瑛史くんもまた、その才能を高く評価されている天才肌。マドリーのカンテラはラ・ファブリカ(工場の意)とも称され、世界中の優秀なサッカー少年たちが目ざす狭き門だ。そこに入団するとなると、並大抵の実力ではないだろう。

 
 ラ・ファブリカのカテゴリーは下記の通りだ。建英が属するBチームのカスティージャを筆頭に13のカテゴリーがあり、"ピピ"こと15歳の中井卓大は、カデーテAに籍を置いている。
 
カスティージャ(年齢設定なし)
フベニールA(16-18歳)
フベニールB(16-18歳)
フベニールC(16-18歳)
カデーテA(14-15歳)
カデーテB(14-15歳)
インファンチルA(12-13歳)
インファンチルB(12-13歳)
アレビンA(10-11歳)
アレビンB(10-11歳)
ベンハミンA(8-9歳)
ベンハミンB(8-9歳)
プレベンハミン(6-7歳)
 
『Marca』紙の報道が確かならば、現在12歳の瑛史くんは「インファンチル」のAかBからのスタートとなるだろうか。こちらの活躍からも目が離せなくなりそうだ。
 
 同紙は、「クボを追ってカナダには、実に15人の日本人ジャーナリストがやって来ている」と驚きをもってそのフィーバーぶりを伝え、「彼にとって我々の言葉(スペイン語)を話せるのは大きな武器だ。バルセロナ時代に必死に勉強して完璧に会得したのである」と語学力を称賛。「それでも弟と母の存在は、十代のプレーヤーがスペイン首都での新しい環境に慣れるのに助けとなるだろう」と付け加えている。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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