パリSGはネイマール売却に277億円以上を要求か。「ラキティッチ+金銭」ならバルサに可能性ありと現地紙が報じる

2019年07月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

コウチーニョとデンベレには興味なし

退団を希望しているネイマール。バルサ復帰は叶うのか?(C)Getty Images

 パリ・サンジェルマンに所属するネイマールの周辺が、いよいよ慌ただしくなっている。

 現地時間7月8日、パリSGは、プレシーズンの始動日に合流しなかったネイマールに対し、「適切な措置を取る」と発表。今シーズンからSDを務めるレオナルドは、「合流が遅れた責任は選手にある」と厳しい言葉を突き付けている。

 その新SDはネイマールの退団希望を明かし、「契約は3年残っている。オファーがまったく届いていないから話し合えない」としたうえで、条件が整えば放出する用意があると認めている。

「我々にとって適切なオファーが届けば、ネイマールがパリを離れることはできる」

 そして、獲得が取り沙汰されているバルサから正式なオファーはないものの、獲得の打診はあったことを明かしている。

 だが、バルサが越えるべきハードルは低くなさそうだ。
 
 スペイン紙『Marca』によると、パリSGはこのブラジル代表FWの価格を、「2億2200万ユーロ(約277億円)以上」に設定しているという。もちろんこれは、2年前の夏にパリSGがバルサからネイマールを引き抜いた時の値段だ。

 アトレティコ・マドリーのアントワーヌ・グリエーズマンの獲得に1億2000万ユーロ(約150億円)が必要なバルサは、当然ながらそのような莫大な金額を投資する余裕はない。

 フィリッぺ・コウチーニョやウスマンヌ・デンベレをオペレーションに組み込んで、移籍金の一部に充てるプランも考えているようだが、フランスの絶対王者はそのふたりに興味がないという。

 パリSGのトーマス・トゥヘル監督が求めているのは守備的MFで、イバン・ラキティッチを差し出すのであれば、交渉のテーブルに着くだろうと記事は伝えている。

 Marca紙によると、ドイツ人指揮官の一番の希望は、レアル・マドリーのカゼミーロだが、マドリーはもはやネイマールに興味がないようだ。

 はたして、ネイマールの移籍は実現するのか。その動向に大きな注目が集まっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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