「大会の終盤に見たかった」英紙記者が日本vsオランダをベストマッチに選出!長谷川唯の一撃は「今大会最高のゴール」【女子W杯】

2019年07月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「冷静でクリエイティブ」と称賛

この長谷川のゴールで追いついたものの、終盤のPKでオランダに屈したなでしこジャパン。チャンスの数では上回っていたが……。(C)Getty Images

 フランスで開催された女子ワールドカップは、7月7日の決勝でオランダを下したアメリカが連覇を果たし、4度目の栄冠に輝いて幕を閉じた。

 大きな注目を集め、成功に終わった今大会。8日の英紙『Guardian』では、6名の記者が大会ベストマッチやMVP、ベストゴールなどを選出している。

 その中で、リチャード・パーキン記者は、ベスト16で姿を消した日本代表に賛辞を寄せた。

 パーキン記者は準優勝したオランダに日本が屈したラウンド・オブ16の一戦を、大会ベストマッチに選出。「最初の30分はオランダがベストに近い形でスタートしたが、後半は日本が見事に良くなって競った」と称賛している。

「大会のもっと終盤に行なわれるべき一戦だった」
 
 さらに、この記者は、大会ベストゴールにそのオランダ戦での日本の得点を選んでいる。1点ビハインドで迎え43分に、長谷川唯が決めたゴールだ。

 日本は左サイドから杉田妃和が中央に入れると、菅澤優衣香が落とし、パスを受けた岩渕真奈が相手選手をかわしてからスルーパス。最終ラインを破った長谷川が冷静にフィニッシュした。

 個人的な感情としては、ジャマイカのW杯初得点がベストとしたうえで、記者は「チームとしてのゴール」としては、「冷静でクリエイティブ」な日本の一発が最高だったと称えている。

 ちなみに、ソフィー・ローソン記者は、日本戦でスコットランドのラナ・クレランドが決めた一発をベストゴールに選んでいる。

 日本がパスミスから喫した失点だが、「W杯デビューから12分」のクレランドが1点差に詰め寄るミドルシュートを叩き込んだことを評価した。

 一部の記者にインパクトを残したなでしこジャパンだが、3大会連続の決勝や8年ぶりの王座奪還を目指した大会でラウンド・オブ16敗退に終わった。1年後に迫った東京五輪では、好パフォーマンスと結果を残すことができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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