「もしも、勝ったらキスを!」コパ・アメリカ決勝進出のペルーを奮起させたのは美人女優との“本気の約束”?

2019年07月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「なんてイカした選手たち」と興奮

熱烈なペルー代表ファンのカヨ(左)との約束を果たすべく(?)、戦士たちが燃えた! (C) Getty Images

 現地時間7月3日、コパ・アメリカ準決勝が行なわれ、ペルーがチリに3-0で勝利。二度目の優勝を果たした1975年以来、44年ぶりの決勝進出を決めた。

 21分にエディソン・フローレスのゴールで幸先よく先手を取ったペルーは、38分にヨシマール・ジョトゥンが追加点を挙げて、チリを突き放す。そして、試合終了間際の91分に主砲のパオロ・ゲレーロがダメ押し点を奪って雌雄を決した。

 局面で肉弾戦を演じるなど、攻守に完璧な戦いぶりを見せつけ、王者チリに快勝したペルー。そんな選手たちのエネルギッシュなプレーを引き立てたのは、とある女性との約束だったのかもしれない。

 地元紙『El Comercio』によれば、ペルーの美人女優ステファニー・カヨさんが、「準決勝の前に選手たちへのキスの約束をしていた」という。

 ペルー国内では全国区の人気を誇るカヨさんは、無類のサッカー好きとしても知られ、現地時間7月1日に自身のツイッターで「私は水曜日にチリを倒したら選手たちにキスをすることを本気で検討している(もちろん、それぞれ許可を得てね!)」とつぶやいていた。

 そして、母国の戦士たちがチリを倒すと、カヨさんもツイッターを更新。興奮気味にメッセージを発信している。

「パルティダッソ(素晴らしい試合)! 彼らは本当にチームとしてプレーしていたわ。キスに値するでしょう。私のペルー、私の代表へ。なんてイカした選手たちだろう」

 10年以上も海外で活動を続けるカヨさんだが、ペルー代表への情熱は本物だ。同紙によれば、2017年にゲレーロがドーピング疑惑をかけられた際には、「腐敗した匂いがするのは明白。人生でマラドーナを崇拝しているくせにコカインを試したことがない人たちが、身勝手な判断でゲレーロを止めようとしている。私は彼らが偽善者としか思えない」とコメントし、国際サッカー連盟(FIFA)を真っ向から批判していた。

 さらにゲレーロとは慈善活動をともにしてきたという彼女は、「彼は才能があるだけでなく、賢くて、強い心を持った人。ペルーの誇り」と擁護していた。

 いわゆるミーハーではなく母国代表への思い入れが強いカヨさんは、チリ戦の後に「いま、ブラジルにいるわ」とツイートしており、7日(日本時間8日5:00)にキックオフする決勝を現地観戦する予定のようだ。

 果たして、ペルーの戦士たちは強敵ブラジルを倒し、"愛すべきファン"からの熱烈な祝福を受けられるのか。決勝の行方から目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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