「まるで芸術作品のよう」「5人を振り回した!」神戸のサンペールが挙げたプロ初ゴールをスペイン紙が称賛!!

2019年07月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

7月に日本で予定されているバルサ戦への期待も

プロ初ゴールを決めたサンペール。母国紙も手放しで称賛した。 写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 7月3日に天皇杯2回戦が行われ、ヴィッセル神戸はホームのノエビアスタジアムで、ギラヴァンツ北九州と対戦。4-0で完勝した。

 元スペイン代表のアンドレス・イニエスタ、ダビド・ビジャらは温存されたこの一戦で、唯一の外国人選手として出場したのが、元バルセロナのサンペールだ。先発したスペイン人MFは、アンカーの位置に入って攻守に貢献。80分には、ドリブルでゴール前に持ち運び、DFとGKの5人をフェイントで翻弄してシュートを流し込み、ダメ押しの4点目を決めた。

 サンペールはバルセロナの下部組織で育った24歳。2014年にトップデビューを果たしたが、その後はケガにも悩まされ、出番に恵まれず、レンタル生活を味わった。そんななか、イニエスタや神戸からの熱心な誘いを受け、3月に加入。これが移籍後初ゴールというだけでなく、プロキャリアでも初めての得点だった。

 この記念すべきゴールに、母国スペインでいち早く反応したのがバルサ贔屓紙の『MUNDO DEPORTIVO』だ。「"ガラスの皇帝"は日本での初ゴールを決めた。敵DFの前で魔法のようなテクニックでボールを操ってゴールを決める姿は、まるで芸術作品のようだった」と讃え、「7月に日本で予定されている楽天カップでバルセロナと相対した際も、活躍が期待される」と綴った。

 また全国紙『AS』もサンペールの健闘を称え、「5人の選手を振り回してゴールを決めた!」と絶賛。

 さらに、カタルーニャの地元紙『arabondia』も「元バルセロナのサンペールは、想像を超える素晴らしいゴールを決めた。サンペールは日本のメディアに対し、『得点しなかったのは久しぶりで覚えていなかった。とてもポジティブな気持ちだった。近いうちにもっとゴールが来ることを願う』とコメントし、喜びを表わした」と伝えている。

 念願の初ゴールを決めたサンペールは、試合後にクラブの公式アカウントに動画を投稿。「難しい時にも応援を続けてくれたファンの皆さんに、このゴールをプレゼントしたいです。もっとゴールを決められるよう、これからも頑張ります」とサポーターにメッセージを送った。

 これに対し、神戸のサポーターからは「応援したくなる選手。ナイスゴール!」、「今日のゴールは痺れました!」、「本当に応援しています!」、「初ゴールおめでとうございます」などのエールが多数寄せられている。

 サンペール、そしてイニエスタにとっての古巣であるバルセロナと神戸の対戦は、7月27日に予定されている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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