“元祖”ロナウドの価値は562億円!? 英紙が分析した往年のスターたちの天文学的な移籍金がすごい!

2019年07月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

インフレ傾向を受けて英紙が興味深い分析!

当時のサッカー界では、まさに“怪物級”の存在だったロナウド。それだけに天文学的な価値がついた。 (C) Getty Images

 近年、(主に欧州の)サッカー界では、爆発的な移籍金の高騰が顕著となっている。

 2016年8月にユベントスからマンチェスター・ユナイテッドに8900万ポンド(約129億円で移籍したポール・ポグバの「世紀のビッグディール」が成立して以降、17年夏に史上最高額の約1億9800万ポンド(約287億1000万円)というビッグディールでバルセロナからパリ・サンジェルマンへ移ったネイマールなど、いまや100億円越えは珍しくなくなった。

 今夏の移籍マーケットでも、チェルシーから9000万ポンド(約130億5000万円)でエデン・アザールがレアル・マドリーに渡るなど、今後も市場が閉じるまでに大型契約が交わされそうな気配が漂っている。

 では、往年の名選手をインフレ傾向の現在の価値基準で評価した場合には、いくらの値段が付くのだろうか? そんな疑問に答えたのが、英紙『Daily Mail』だ。

 サッカー界の経済指標を調べる『Play Ratings』のデータを基に、当時の価値を現在の価値に換算した同紙が紹介したのは、元ブラジル代表FWロナウドの移籍金だ。

 90年代から2000年代初頭にかけてセレソンの大エースとして君臨し、"フェノーメノ(怪物)"の愛称で親しまれたロナウドは、1997年の夏にバルセロナからインテルへ移籍。その際についた金額は2500万ポンド(約36億2500万円)と、ネイマールの10分の1ほどに過ぎない額だった。

 しかし、同紙の換算によれば、ロナウドにつく移籍金は、3億8800万ポンド(約562億6000万円)という天文学的な額になるという。ちなみに今夏の移籍マーケットで最も補強費を投じているレアル・マドリーの総額は2億7270万ポンド(約395億4150万円)。それを上回る値札がたった一人に付くのは驚きだ。

 さらに同紙は、82年の夏にサンテティエンヌからユベントスに移籍した際のミシェル・プラティニの価値も分析。"フランスの将軍"と崇められた男には、ロナウドには及ばないものの、2億9900万ポンド(約433億5500万円)とネイマールを大幅に超える値段をつけている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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