「残り人生ずっと文句を垂れていればいいさ!」ジャッジに不満のメッシらにセレソンの俊英FWがチクり!【コパ・アメリカ】

2019年07月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「勝ったのはブラジルだ!」

この一戦には出場しなかったリシャルリソンだが、試合後のコメントが大きな注目を集めている。 (C) Getty Images

 物議を醸しているジャッジ問題に、ブラジルの俊英FWがモノ申した。

 現地時間7月2日に行なわれたコパ・アメリカ準決勝でブラジルは、宿敵アルゼンチンを2-0で撃破。2007年のベネズエラ大会以来となる決勝進出を果たした。

 19分にガブリエウ・ジェズスのゴールで幸先よく先手を取ったブラジルは、果敢なフォアチェックを仕掛けてくるアルゼンチンを堅固な守りで巧みにかわし、71分にロベルト・フィルミーノが追加点を挙げて趨勢を定めた。

 試合後、アルゼンチンの面々はロディー・ザンブラーノ主審をはじめとする審判団のレフェリングに対して異議を唱えた。フィルミーノのダメ押し点の直前にはセルヒオ・アグエロがエリア内で倒されたにもかかわらず、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が採用されずに流されるなど、厳しい裁定が続いたからだ。

 大黒柱のリオネル・メッシは、「僕らは素晴らしい試合をしたのに、こういう終わり方になったのは残念で仕方ない」と嘆き、アグエロも「VARは"今日までは"うまく機能していた。けど、なんでこの試合で確認がなされなかったのか……。僕には理解できないね」と苦言を呈した。
 
 不満を爆発させたアルゼンチン陣営に対し、試合後、勝利を誇るようなセリフを吐いたのが、ブラジル代表のリシャルリソンだ。

 ブラジル・メディア『O Globo』によれば、22歳の俊英FWは、試合後のミックスゾーンで「勝ったのはブラジルでしょ?」とコメントし、次のように続けた。

「いま、彼らは文句を言うしかないんだろうね。でも、ちゃんと言わないといけない。決勝へ行ったのはブラジルなんだ。まぁそうやって残りの人生はずっと文句を垂れていればいいさ」

 ハッキリとした物言いで、アルゼンチンを"口撃"したリシャルリソン。この言葉に、セレソンのサポーターも胸をすくような思いだったかもしれない。

 何はともあれ、宿敵アルゼンチンを打ち破ったブラジル。果たして、その勢いのまま、史上9度目のコパ・アメリカ制覇を成し遂げられるのか。チリとペルーの勝者と激突する7月7日のファイナルの行方に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

次ページ【動画】メッシらが激怒したファウル疑惑が残る2つの接触プレーはこちら

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事