柴崎岳のメキシコ行きはほぼ消滅。プーマス指揮官がTV番組で「シバサキは来る?」という質問に回答し…

2019年07月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

スペイン人の新指揮官が獲得を望んでいると報じられていたが…

ヘタフェからの移籍は確実とみられる柴崎。今冬には2部デポルティボが獲得を熱望していたが…。 (C) Getty Images

 日本代表の主将としてコパ・アメリカに出場した柴崎岳。昨年のロシア・ワールドカップ時と同様のクレバーなプレーぶりが再評価され、来年に控える東京五輪にはオーバーエイジ枠で出場するのでは、という期待も高まっている。

 だが、代表での立場とは裏腹に、所属クラブでの立ち位置は恵まれているとは言い難い。スペイン紙『MARCA』が「コパ・アメリカでは活躍したが、柴崎は来季のヘタフェの構想に入ることはないだろう」と報じているように、今夏の移籍が濃厚だと見られている。

 その柴崎については、今夏にメキシコのプーマスが熱心に獲得を目指していると一部メディアで報じられていた。しかし、現地時間6月27日にクラブの番記者ら複数のメディア関係者が否定。資金面などから、獲得は難しいという情報が流れた。

 そして、現地時間7月1日、プーマスの新監督に就任したミシェル・ゴンサレスが地元テレビ局のサッカー番組に出演し、「シバサキはプーマスに来ない」ことを認めたようだ。現地メディア『BOLAVIP』が報じている。

 番組はゴンサレス監督が来季のプーマスについて様々な質問を受けて回答するというスタイルで進んだが、そのうちのひとつに「メディアの騒いでいる日本人の柴崎はプーマスに来る?」という質問があった。ゴンサレス監督はこれに「NO」と回答したのだ。

「私は今のチームが保持する戦力に非常に満足しているし、これから誰も来ないとは思わない。だが、今のチームの誰かが去らない限りはこれ以上の補強もないと思っている。どちらにしろ、このチームには現時点でリーグを戦い抜く戦力が揃っていると考えている」

 複数の現地メディアによれば、柴崎の獲得を一番望んでいたのはゴンサレス監督だと言われていた。同メディアは公の場で獲得を否定したことで、「ゴンサレスはこれまでのスタッフを信頼し、柴崎という選択肢は破棄したのだろう」と伝えている。

 つまり、柴崎のメキシコ行きはほぼ消滅したと考えられる。では、新天地はどこになるのか? コパ・アメリカの奮闘ぶりを見れば、獲得に動くクラブは少なくないだろうと予想されるが、果たして……。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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