ベガルタ仙台GK、シュミット・ダニエルがベルギー1部STVVに完全移籍へ! 13日の鹿島戦後に渡欧

2019年07月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

現役日本代表GKとしては川島、権田に続いて3人目

シュミットは今季リーグ戦全試合にフル出場していた。 写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 日本企業「DMM.com」が出資するベルギー1部のシント=トロイデンが、ベガルタ仙台のシュミット・ダニエルの完全移籍に関して、クラブ間で合意に達したことを発表した。

 仙台不動のGKとして活躍しているシュミット。2018年から日本代表にも選出されている197センチの長身GKの持ち味はハイボールの的確な処理とセービングだ。足下の技術も高く、攻撃のスイッチを入れる役割も得意とする。

 7月13日に行なわれる鹿島アントラーズ戦後にベルギーに渡り、メディカルチェックを受けた後、正式に移籍が成立することになるようだ。

 今回の移籍について、シュミットは「Jリーグのベガルタ仙台から来ましたシュミットダニエルです。STVVの一員になれることをとても嬉しく思います。チームの力になれるように毎日頑張ります」(原文ママ)とコメントを発表した。

 現在STVVの正GKは、30歳のベテラン、ケニー・ステッペが務めている。だが、昨シーズン末に負傷で戦線離脱するなどコンディションには不安を残している。ほかにもルーカス・ピラードら若いGKも控えるなか、シュミットがどこまで食い込めるかが注目される。クラブはすでにシーズン前の合宿を開始しており、日本代表MF遠藤航が参加しているようだ。

 また、ベガルタ仙台からも同様の声明が発表されており、シュミットのサポーターへのコメントが紹介されている。

「副キャプテンという立場でありながら、シーズン途中での移籍となってしまったことは、チームやサポーターのみなさまに対して本当に申し訳なく思っています。
 自分のサッカー人生を熟考し、今回のタイミングが年齢的に欧州のクラブからオファーをいただける最後の機会になるかもしれないと思い、より成長するためにチャンスをつかみ、挑戦することとしました。
 苦渋の決断でした。
 幼少期から憧れであったベガルタ仙台の選手として、ユアテックスタジアム仙台でプレーできた喜びは格別でした。クラブの一員として、残りの試合で勝利に貢献できるよう思いを込めて全力で戦います」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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