ブラジルがPK戦の末に天敵パラグアイに薄氷の勝利!一番乗りでベスト4に進出【コパ・アメリカ】

2019年06月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

数的優位に立ったものの…

またも準々決勝で実現したブラジル対パラグアイは、まさに死闘となった。(C)Getty Images

 現地時間6月27日、コパ・アメリカの準々決勝が行なわれ、グループAを首位通過した開催国ブラジルがグループB3位のパラグアイと対戦した。

 立ち上がりから圧倒的にボールを支配したブラジルは、4分にロベルト・フィルミーノ、5分にエベルトンが立て続けにシュートを放つもGKの正面を突く。

 だが、その後はパラグアイの粘り強い守備に苦しみ、なかなか決定機を作り出せない。

 28分には自陣エリア内でデルリス・ゴンサレスをフリーにしてしまい、際どいシュートを浴びるも、GKアリソンの好セーブで防ぐ。

 39分にフィリッペ・コウチーニョが左サイドを突破して放ったシュートも、GKロベルト・フェルナンデスに阻まれ、0-0で前半を終える。
 
 大きなジャッジが下されたのは58分。いい形でボールを受けたフィルミーノがファビアン・バルブエナに倒されると、主審がPKを宣告。VAR検証の末にペナルティーエリアの外だったとしてFKに変更されたものの、バルブエナが決定機阻止で一発退場となる。

 数的有利となったブラジルはさらに攻勢を強めるも、なかなかゴールが奪えない。73分のビッグチャンスもガブリエウ・ジェズスが至近距離から枠を外してしまう。

 89分のウィリアンのシュートもポストを叩き、スコアレスのままアディショナルタイムに突入。その後も次々にシュートを放つも決めきれず、試合はPK戦に持ち込まれる(準々決勝のみ延長戦はなし)。

 このPK戦でパラグアイの1本目をアリソンがセーブ。ブラジルも4人目のフィルミーノが外すも、パラグアイの5人目が失敗。セレソンは最後のキッカー、G・ジェズスが落ち着いて決めて薄氷を踏む勝利を飾った。

 11年と15年のこの大会で、ともに準々決勝でPK戦の末に敗れている天敵パラグアイに苦戦を強いられながらも、ベスト4に一番乗りを果たしたブラジル。現地時間7月2日に行なわれる準決勝で、アルゼンチンとベネズエラの勝者と対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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