“唯一の大学生”上田綺世が不名誉記録…「決定機でのミス」がコパ・アメリカ最多に

2019年06月25日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

大学生では9年ぶりとなるA代表入りも…。

コパ・アメリカで決定力を欠いた上田(C)REUTERS/AFLO

 コパ・アメリカ2019で苦杯をなめたのが、日本代表FWの上田綺世だ。
 
 現在20歳のストライカーは、所属する法政大学と東京五輪代表チームで決定力を見せ、2021年の鹿島アントラーズ入団も内定。コパ・アメリカで大学生では9年ぶりとなるA代表入りを果たした。今大会に登録された12か国276名のうち、大学生はもちろん上田だけだ。
 
 しかし、ブラジルの地で歓喜はもたらせなかった。スタメンで初キャップを刻んだチリ戦、途中出場だったウルグアイ戦とエクアドル戦と、多くのチャンスを得ながら3試合連続でノーゴールに終わったのだ。
 
 スタッツを見ると、「決定機でのミス」は実に5回。これはグループステージを終えた時点で断トツの大会最多だ(2位は2回でウルグアイのルイス・スアレス、アルゼンチンのラウタロ・マルティネスなど7名)。初の大舞台で不名誉記録を作ってしまった。
 
 総シュートは6回で、そのうち枠外が5回、枠内が1回。そもそもゴールの枠にシュートがほとんど飛ばなかった。決定機を迎えているのだから動き出しは良かったと言えるが、やはりストライカーはゴール数で評価されるのが宿命だ。
 
 この悔しさをバネに成長したい。
 
構成:ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
 
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