5発大勝のスペインが一番乗りで東京五輪出場の切符を掴む!得失点差に泣いたイタリアも可能性を残す【U-21欧州選手権】

2019年06月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

前半で怒涛の3ゴールを奪取

グループ3位からの逆転で東京五輪出場を決めたスペイン。ファビアン(右端)やダニ・セバジョスら逸材が躍動した。(C)Getty Images

 イタリアとサン・マリノで開催されている、2020年の東京オリンピック出場を懸けたU-21欧州選手権(ベスト4に入った4チームが出場権を獲得)。現地時間6月22日、グループAの第3戦が行なわれた。

 1勝1敗で3位のスペインは、2連勝で首位に立つポーランドと対戦。17分、左SBアーロンのクロスに合わせたパブロ・フォルナルスの2試合連続ゴールで幸先よく先制すると、その後もファビアン・ルイスがバーを叩くシュートを放つなど、チャンスを作り出す。

 35分には、ダニ・セバジョスのスルーパスを受けたミケル・オジャルサバルが決めて追加点を奪う。

 ベスト4進出のためには、得失点差も重要となるスペインは、攻撃の手を緩めない。何度も惜しいシュートを放っていたファビアンが、39分に得意の左足で強烈なミドルを叩き込んで3点目をゲットする。

 後半もポーランドを圧倒し、次々にシュートを浴びせたスペインは、71分にダニ・セバジョスが鮮やかなFKを叩き込み、ダメ押し点。試合終了間際にも1点を追加し、5-0の大勝を飾った。
 
 同じく1勝1敗で2位のイタリアは、2連敗で敗退が決定しているベルギーとの一戦に臨んだ。前半終了間際にニコロ・バレッラが左足でネットを揺らして先制すると、53分にパトリック・クトローネがヘッド弾で決めて追加点。その後は1点ずつを取り合い、3-1の勝利を飾った。

 この結果、2勝1敗でスペイン、ポーランド、イタリアが並んだものの、この3チーム間の得失点差により、スペインのベスト4進出が決定。他の地域も含めて、一番乗りで東京五輪出場を決めた(開催国・日本の参戦は決定している)。

 なお、2位となったイタリアも、「2位の最高成績」によるグループステージ突破の可能性を残し、グループBとCの結果を待つこととなった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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