冨安健洋のセリエA挑戦はどうなる? “本命”ボローニャがイタリア人CBを獲得へ

2019年06月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「交渉は進展していない」と現地紙

コパ・アメリカに参戦中の冨安。大会終了後の動きにも注目が集まっている。(C)Getty Images

 日本代表CB冨安健洋の去就に、影響があるかもしれない。

 複数のイタリア・メディアは6月21日、ボローニャがキエーボのDFマッティア・バーニを獲得すると報じた。

 下部リーグを転々としてきた25歳のイタリア人CBは、2017年夏にキエーボに加わると、シーズン後半からレギュラーに定着。2018-19シーズンは開幕からスタメンに名を連ね、セリエAで30試合に出場している。

 22日付の『Gazzetta dello Sport』紙によると、サンプドリア移籍が近いと言われていたバーニだが、ボローニャが250万~270万ユーロ(約3億2500万~3億5000万円)をキエーボに支払って獲得するようだ。
 
 周知のように、ボローニャは冨安の獲得に動いている。テクニカル部門コーディネーターに就任したワルテル・サバティーニは、先日の就任会見で、冨安のことを「我々の日本人選手」と表現した。

 リッカルド・ビゴンSDに「まだ発表できないんだっけ?」と尋ねたサバティーニ、「具体的な可能性と言っておこう」と濁したが、地元メディアでは「補強を暴露」と報じられている。

 だが、『Gazzetta dello Sport』紙は「かなり進んでいると思われていたが、シント=トロイデンとの交渉は進展していない」と報道。600万ユーロ(約7億8000万円)のボローニャの提示額に対し、シント=トロイデンは値上げを望んでいると伝えた。

 一方で、記事では、バーニが「冨安に続く守備陣2人目の補強」として、日本代表DFのボローニャ加入も濃厚との見解を示しているが……。

 また、ボローニャはシニシャ・ミハイロビッチ監督がミラン時代に指導したクリスティアン・サパタへの関心も以前から報じられている。コロンビア代表のベテランCBはミランとの契約が満了し、去就が注目されている。

 冨安が日本代表でコパ・アメリカを戦っている一方で、ボローニャでは新シーズンに向けた動きが相次いでいる。セリエA挑戦は実現するのか。今後の動きから目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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