「リスペクトだ」レスターの超逸材MFの特注スパイクが話題!デザインに描かれた少女との感動秘話

2019年06月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

プレミア1年目で大ブレイクを果たす

バーンリー戦でゴールをソフィーちゃんに捧げたマディソン(左)。特別なスパイクでU-21欧州選手権に挑む。(C)Getty Images

 イタリアで開催中のU-21欧州選手権に出場しているイングランドは、現地時間6月18日にフランスと対戦する。レスターに所属するジェームズ・マディソンは、その試合に特別なスパイクで大会に臨むようだ。

 マディソンは17日、自身のインスタグラムで、スポンサーの『プーマ』社から、大会用のスパイクをサプライズでプレゼントされたことを明かした。鮮やかな緑をベースに、黒を使ったスパイクには、花や少女の顔、そして天を両手で指さすマディソンの姿が描かれている。

 英紙『The Sun』によると、スパイクに描かれた少女は、マディソンがノーリッジ時代に知り合った5歳のソフィーちゃん。骨肉腫と闘っていたが、残念ながら今年の1月に他界した。

 ノーリッジ時代にソフィーちゃんと親しくなったマディソンは、昨年夏にレスターに移籍して以降も連絡を続け、たびたび見舞いに訪れていた。本拠地キング・パワーでの試合の際に、彼女を抱いてピッチを歩いたこともある。

 ソフィーちゃんが亡くなった時は葬儀に参列し、3月のバーンリー戦で先制点を決めた際には、ゴールを捧げている。ユニホームの下のTシャツには「ソフィー、安らかに。愛している」と記されていた。今回スパイクに描かれたのは、その時の姿だ。
 
 マディソンは「欧州選手権で素晴らしい、特別なスパイクを履くことになった。親友のソフィーがずっと僕と一緒なんだ。プーマのサプライズにとても感謝している」と投稿している。

 ノーリッジでマディソンとチームメートだったマット・ジャービスは、「素晴らしいトリビュートと大きなリスペクトだ」と反応。あるファンは、「いろいろなトリビュートとスパイクを見てきたけど、これほどのコンビネーションは初めてだ。とてもスペシャルだよ」とコメントしている。

 ビッグクラブが熱視線を送り、今夏の去就が注目されているマディソンは、"親友"への想いが詰まったスパイクでどんなプレーを見せてくれるのか。U-21欧州選手権でのパフォーマンスに注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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