清水が89分からの大逆転劇で最下位脱出!! ドウグラスが同点、ルーキー西澤健太が逆転弾!

2019年06月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

残り10分で横浜が勝ち越すも、清水が大逆転!

ドウグラスが89分に同点弾を決め、スタジアムの空気が一変。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグは6月15日、各地で15節の6試合を開催。IAIスタジアム日本平では、清水エスパルス対横浜F・マリノスの一戦が行なわれた。

 前節終了時で3位の横浜と最下位の清水の対決は、両チームの順位とは裏腹に白熱した攻防が見られた。横浜は、遠藤渓太や仲川輝人らが果敢な仕掛けを見せて清水ゴールに迫る。対する清水も、ドウグラスをターゲットにクロスを放り込み、際どいシーンを作り出す。

 均衡を破ったのは横浜。32分、喜田拓也からの縦パスを受けた和田拓也がDFをかわすと、そこへ走り込んだエジガル・ジュニオが右足を一閃。鋭いシュートが清水ゴールに突き刺さった。横浜が1点をリードする。

 清水の反撃は0-1で迎えた59分、CKからドウグラスの打点の高いヘディングでの折り返しを松原后が頭で押し込んだ。清水が試合を振り出しに戻した。

 そして勝負は終盤戦に突入。互いに攻守の切り替えの激しい展開となるが、勝ち越し点を奪ったのは横浜。81分、中盤でボールを保持したマルコス・ジュニオールから前線の仲川輝人へ浮き球のスルーパスが供給される。これを仲川が落ち着いて流し込み、横浜が勝ち越しに成功する。

 しかし、ここから劇的な展開が待っていた。清水は89分、カウンターからドウグラスが左足で押し込み、同点とすると、その2分後。敵陣でのパスカットから、これまで決定機を外し続けていたルーキーの西澤健太にボールが渡ると、ペナルティエリア内に持ち込んだ西澤が冷静に沈め、ついに清水が逆転に成功する。このリードを守り切った清水が、3対2で劇的な逆転勝利を掴んだ。

 清水は、勝点を16に伸ばし、今節の最下位脱出が確定している。一方の横浜は勝てば2位浮上のチャンスだったが、同27にとどまっている。
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