【なでしこ採点&寸評】見事な復元力を見せたスコットランド戦! 岩渕、菅澤、遠藤の前線3人に最高点

2019年06月15日 西森彰

DF陣は終始安定。終盤にミスが出るもトータルで見れば文句なしの出来

【得点者】日本=岩渕(23分)、菅澤(37分) スコットランド=クレランド(88分)
【警告】日本=鮫島(19分) スコットランド=なし
【退場】なし
【PLAYER OF THE MATCH】岩渕真奈(日本)

[女子W杯グループリーグ第2戦]日本2-1スコットランド/6月14日/パルク・デ・ロアゾン
 
なでしこジャパン 7
ダメージが残りそうな初戦から数日で、見事な復元力を見せた。ピッチ全体から勇気あふれるプレーが満ち溢れ、試合終盤までゲームのイニシアティブを掌握。最も重要なグループリーグ2戦目の勝利はあくまでスタートラインだ。このチームは、まだまだ上を目指せる。
 
【なでしこジャパン|採点・寸評】
GK
18 山下杏也加 6.5
アルゼンチン戦に比べれば忙しいゲームだが、しっかりとした仕事。失点は正面からフリーで浴びたシュートで、ノーチャンスだろう。
 
DF
3 鮫島 彩 6.5
試合中盤は活発な遠藤に前を任せて、守備に専念。カギになる終盤で高い位置に顔を見せ、相手にとって嫌なプレーを見せた。
 
4 熊谷紗希 6.5
市瀬とバランスを取り、正確なライン設定で裏へのスルーパスも防いだ。短い期間で立て直したリーダーシップにも二重丸。
 
 
5 市瀬菜々 6.5
CBとしては許されない失点関与。だが1試合トータルで見れば、そのミスが霞むほどのパフォーマンス。指揮官の起用に応えた。
 
22 清水梨紗 7
右サイドをキックオフからタイムアップまで走り切った。2点目のPKはしっかりとした飛び出しと的確な戦術眼、正確なキックで呼び込んだ。
 

次ページ中盤はリスクを冒した攻撃とリスクに備えた位置取りに冴え。A代表初先発の遠藤は攻守両面で貢献

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