守備強化を目指すマンUがレスターCB獲得に116億円以上を支払う? “隣人”シティとの争奪戦へ札束攻勢か

2019年06月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

21歳のワン=ビサカの引き抜きにも再チャレンジ!

ユナイテッドがレスターで押しも押されない大黒柱であるマグワイアを獲得できれば、守備強化に向けて大きな一歩となるが……。 (C) Getty Images

 昨年12月にシーズン途中にもかかわらず、マンチェスター・ユナイテッドの指揮官を解任されたジョゼ・モウリーニョ前監督は、幾度となくセンターバック強化の必要性を訴えていた。その考えは、暫定指揮官として後を継ぎ、来シーズンからも正指揮官としてチームを率いるオレ・グンナー・スールシャール監督も同じようだ。

 英衛星放送『Sky Sports』によれば、以前から守備強化を目指しているユナイテッドは、昨夏に続き、今夏もレスターに所属するイングランド代表CBのハリー・マグワイアの獲得を狙っている。

 レスターは昨夏と同様、マグワイアの放出を望んでいない。『Sky Sports』によれば、同クラブは「市場価値にして約8000万ポンド(約116億円)の評価を下している」と報じた。逆に言えば、このリバプールがフィルジル・ファン・ダイクの獲得時に払ったDF史上世界最高額を上回る値段を支払えば、ユナイテッドは念願を叶えられるかもしれない。

 ただ、マグワイアを狙うのはユナイテッドだけではない。"隣人"のマンチェスター・シティも、2018-19シーズンをもってクラブを退団したヴァンサン・コンパニの代役として狙っているだけにイングランド代表CBを巡る争奪戦の行方に注目が集まりそうだ。
 
 その一方で、ユナイテッドはクリスタル・パレスで頭角を現した21歳の右SBアーロン・ワン=ビサカにも関心を寄せている。

 すでに4000万ポンド(約58億円)のオファーを断られたと言われるが、『Sky Sports』は、ユナイテッドが2度目のオファーを準備中だと伝えている。

 18-19シーズンのプレミアリーグで失点数(54)がトップ10にも入らなかったユナイテッドは、再建に向けた懸案事項である守備強化を推し進めることができるだろうか。今後の動向に注目したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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