「日本人選手でベスト3に入る逸材」冨安健洋の新天地はボローニャか? 伊移籍専門サイトが報じる

2019年06月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

長友佑都以降、日本人選手不在のセリエAへ?

キリンチャレンジカップでは3バック、4バックともに務め上げた冨安。コパ・アメリカでの奮闘が期待される。 写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 セリエAのボローニャが、日本代表DF冨安健洋をに関心を持っているようだ。移籍専門記者ジャンルカ・ディ・マルツィオ氏のサイトで報じられた。

「ボローニャは来シーズンのための準備を進めている。そのうちのひとつが、タケヒロ・トミヤスへの関心と追跡だ。現在、ベルギーのシント=トロイデン(STVV)でプレーしており、日本人選手ではベスト3に入る逸材とみられている」

 冨安をリストアップしたというボローニャは、かつて7度のスクデットを獲得したセリエAの古豪で、中田英寿がパルマからのレンタルで半年間在籍したことでも知られている。

 18‐19シーズンはフィリッポ・インザーギ新体制でスタートを切ったが、降格圏に低迷。1月にシニシャ・ミハイロビッチへ政権交代したのを機に息を吹き返し、10位で目標の1部残留を決めている。

 クラブはミハイロビッチ監督との契約を延長。さらに、元ローマのヴァルテル・サバティーニをスポーツディレクターに迎えようとしており、同サイトによれば、こちらはサイン間近であるという。

 冨安に関しては、今冬には大迫勇也が所属するブレーメンから600万ユーロ(約7億8000万円)のオファーがあったと報じられたが、STVVがこれを拒否。フロントが「1000万ユーロ(約13億円)でも安いくらいだ」と発言するなど、安売りはしない姿勢を示していた。ただ、現在は冨安と同じタイプのCBの獲得に動くなど、退団に備えて準備を整えているようだ。

 このクラブの動きを見る限り、適切なオファーが届けば売却もやぶさかではないようだ。はたして、そのミハイロビッチの下でもプレーした長友佑都以降、日本人選手が不在のセリエAでプレーすることになるのか。注目は増すばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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